歌川広重 冨士三十六景 謎解き浮世絵叢書

安藤広重

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784544212082
ISBN 10 : 4544212081
フォーマット
出版社
発行年月
2013年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
95p;26

内容詳細

名所絵の第一人者が生涯の集大成として日本人の心の山に挑んだ。三十六景の富士を見渡す地図も付載。

目次 : 東都一石ばし―なぜ日本橋を描かなかったのか?/ 東都駿河町―通りに繰り出したこの人たちは?/ 東都数寄屋河岸へ―広重が発見した?名所数寄屋河岸/ 東都佃沖―当時なかったはずの西本願寺がなぜここに?/ 東都御茶の水―屋根付きのこの橋はいったい何?/ 東都両ごく―賑わいを伝える広重のもう一工夫とは?/ 東都隅田堤―この絵から分かる?三人の素性/ 東都飛鳥山―丘の向こうに見え隠れする傘の列は?/ 雑司かや不二見茶や―茶屋に菊花を添えた広重のこころは?/ 東都目黒夕日か岡―夕日が岡のそのいわれは?〔ほか〕

【著者紹介】
井澤英理子 : 山梨県立美術館学芸員

折井貴恵 : 川越市立美術館学芸員

河野結美 : 浮世絵研究家

佐々木守俊 : 岡山大学大学院社会文化科学研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • greenish 🌿 さん

    名所絵の第一人者・歌川広重が生涯の集大成として日本人の心の山に挑んだ『冨士三十六景』を読み解く  ---町田市立国際版画美術館所蔵の初摺に近い作品をオールカラーで掲載し、広重の思想・見所などを解説。モチーフをデフォルメする北斎に対し、実景に忠実に構図にこだわりをもって描く広重。主題の富士は線一本で表しながら、前景の構図・透視画法・色彩のぼかしによって主題を引き立てる描き方など興味深い。実物を鑑賞するのも感動ものだが、一挙36枚をガイドつきで隅々まで味わえ満足度高い一冊。彫り・摺りで魅せる、すごいぞ浮世絵!

  • 1.3manen さん

    県立高校入試社会科で出そうなので借りてみた。長野県では、富士山は2か所見れるようだ。諏訪湖からと、塩尻峠かららしい。世界遺産。あとは中仙道や東海道、日光道中からも。そして、伊勢二見ヶ浦からも見れる。PM2.5では見えないのだが。天気がよくないと良く見えないな。

  • おおにし さん

    北斎もいいけど広重の富士三十六景もすばらしい。北斎と広重が同じスポットから書いた富士はあるのでしょうか。比較できたら面白いですね。毎日少しずつ姿を変える富士山を見て楽しんでいた沼津での生活が今ではとても懐かしいなあ。

  • Rapop_20 さん

    江戸時代の画集を見るのは初めて。浮世絵にもそれぞれの作者が個性を磨いて、切磋琢磨しているのがよくわかりました。それまでみんな同じもののように思ってました。人々の生活の生業の様子が描かれていて面白かったです。

  • こめまり! さん

    大きなサイズで、一枚一枚が細部まで見やすくってとてもよかったです。版画だという事を忘れてしまいそうになるくらい繊細な描写と色づかいで、美しすぎる〜!

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