安売り王一代 私の「ドン・キホーテ」人生 文春新書

安田隆夫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784166610525
ISBN 10 : 416661052X
フォーマット
出版社
発行年月
2015年11月
日本
追加情報
:
239p;18

内容詳細

驚異の「26期連続増収増益」ドンキホーテはいかにして生まれたか?
 創業以来26年間連続で増収増益という前代未聞の偉業を達成。今年6月期には売上高約6500億円となり、ついに三越伊勢丹を抜いたドンキホーテ。同社を率いてきた安田隆夫CEOは、普通の企業人とは大きく異なるユニークな経営哲学の持ち主だ。
 若い頃、安田氏は麻雀やパチンコで食いつなぎながら、悶々とした日々を送っていた。31歳の時、荻窪でディスカウント店「泥棒市場」を始めるが、商品は売れず、仕入先には騙され、たった1人で思い悩む日々……。
 ある晩、遅くまで商品を荷解きしていると、飲み会帰りのサラリーマンが「それ、買える?」と声をかけてきた。よくよく観察していると、都市部では夜型生活の客が多くおり、深夜にこそ売るチャンスが転がっていることに気づいた。それがドンキの始まりだ。
 だが、すこし油断すると売り上げはたちまち落ちてしまう。社内管理を強化し、厳しい営業目標を課したが、それでも衰退は止まらない。そこで安田氏は思いきった策に出る。
現場にすべて権限を委譲。仕入れから値付けまで現場にやらせ、上は口 

【著者紹介】
安田隆夫 : 1949年岐阜県大垣市生まれ。慶應義塾大学法学部卒業後、不動産会社に就職するも入社10カ月後に倒産。以降、長い無頼と放浪の時代を過ごす。78年、東京・杉並区にわずか18坪のディスカウントショップ「泥棒市場」を開店。深夜営業でヒットし成功を収めるが、5年で売却し、バッタ屋「リーダー」を設立。これも大きな利益を上げるが、小売業への再参入を決意し、89年に「ドン・キホーテ」1号店を東京・府中に開店。幾多の失敗や苦難を乗り越えながら急成長を続け、96年に株式店頭公開、98年東証2部上場、2000年東証1部上場。2015年6月にドンキホーテホールディングス代表取締役会長兼CEOを退任。現在は、ドン・キホーテグループ創業会長兼最高顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ニッポニア さん

    素晴らしい経営哲学です。以下メモ。落ち込みが底を打った時、人間は一挙に浮上する。ドンキホーテの前身、泥棒市場、圧縮陳列とポップ洪水、ワードセンスですね。洗練されているのではなく、興味を引くセンス。敗者復活の文化、凡庸は楽だが、即、死を意味する。はらわた力、もがき苦しむ力であり、紆余曲折しながら最後に這いあがろうとする一念。距離感の達人になれ。日本の創業家は天皇家。

  • おかむら さん

    ドンキ創業者の波乱万丈人生を新書サイズで。すごいアクが強いわ! そして、ちょうど今日ドンキが違法残業で書類送検というニュースが出てある意味タイムリー。んー、パワフルな社長の会社で働くのは私向いてないかもー。ワタミしかりユニクロしかり。

  • トンちゃん さん

    ドン・キホーテ創業者の学生時代から今までを語った1冊。個人的にはとても共感できる反面、12年前くらいにドンキに入社した友人は過労のため半年で退社していたのを思い出して、今は労働環境は是正されたのかと心配に思った。 当時、常に業界の裏を言っていた安田氏の発想は追い詰められて発揮されたど根性から来ているように感じた。 通常の店舗を構えようとしたらドンキは参考にならないかもしれない。けど、その通常の店舗は果たしてお客様に支持される続けるのか。継続できるのかが問題だ。 少々読みにくさはあったが読み応えもあった。

  • nobor0718 さん

    年商7千億円のディスカウントストアであるドンキホーテを一代で築き上げた、安田隆夫氏の半生記です。幾多の困難に直面しても、泥臭く「はらわた」を振り絞ってもがき苦しみ、あきらめないことで、ボトルネックを脱し、最後には這い上がっていく、人間としても成長していく様子を、生々しく感じることが出来ました。

  • 西郷さん さん

    裸一貫でスタートし、日本有数の大企業・ドン・キホーテを作り上げたジャパニーズドリーマーが己の半生を語る一冊。立志伝的な人物が如何に成り上がったのか興味が湧き読んでみました。成功者も成功するまでに何度も挑戦し、何度も失敗をしているのだとわかり人間に必要なのは諦めない心なのだと実感しました。ギャンブル三昧の生活から泥棒市場を立ち上げ、その後ドン・キホーテを展開して日本の小売業に革命を引き起こす様は読み応え抜群でした。最近はドンキのグループに返り咲いたようなので今後著者がどのような行動を起こすのか気になります。

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安田隆夫

1949年岐阜県大垣市生まれ。慶應義塾大学法学部卒業後、不動産会社に就職するも入社10カ月後に倒産。78年、東京・杉並区にわずか18坪のディスカウントショップ「泥棒市場」を出店。深夜営業でヒットし成功を収めるが、5年で売却し、卸問屋「リーダー」を設立。これも大きな利益を上げるが、小売業への再参入を決

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