重力波とはなにか 「時空のさざなみ」が拓く新たな宇宙論 ブルーバックス

安東正樹

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062579834
ISBN 10 : 4062579839
フォーマット
出版社
発行年月
2016年09月
日本
追加情報
:
320p;18

内容詳細

地球から太陽までの距離で、水素原子1個分の伸び縮み―とても可能とは思えない微小な波の観測に、「予言」から100年で人類はついに成功した!それは、われわれの宇宙観をどう変えるのか?本質を理解するために知っておきたいことを重力波研究のリーダーがやさしく濃く解説!

目次 : 第1章 重力波の前に/ 第2章 これが重力波だ/ 第3章 重力波の存在証明/ 第4章 重力波観測への挑戦/ 第5章 進化する「第二世代」/ 第6章 重力波の初観測/ 第7章 重力波天文学でわかること/ 第8章 重力波が変える宇宙論/ 第9章 究極の重力理論を求めて

【著者紹介】
安東正樹 : 1971年岡山県生まれ。京都大学理学部卒業。東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程修了。同大学助教、京都大学理学研究科物理学・宇宙物理学専攻特定准教授。国立天文台光赤外研究部重力波プロジェクト推進室准教授などを経て、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻准教授。専門は重力波天文学・相対論実験。日本の重力波望遠鏡KAGRAの建設とそれによる観測、宇宙重力波望遠鏡DECIGOの推進に携わる。国内の重力波研究コミュニティJGWCの運営委員長、欧米のLIGOやVIRGOの外部諮問委員も務めるなど、重力波の観測研究をリードする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 石油監査人 さん

    著者は、東京大学理学部准教授で重力波・相対論の研究者。この本では、ブラックホールや中性子星同士の衝突などに伴って発生する重力波の性質や検出方法、観測の意義や相対性理論との関係などを解説しています。図や写真が効果的に使われ読み易いので、マクロ物理研究の最前線を知りたいという初学者にお勧めの一冊です。重力波の観測は、相対性理論に対する反証の発見に繋がりそうな雰囲気もあり、個人的にも期待に胸を膨らませています。また、今月から日本のKAGRAが重力波の国際共同観測に初参加するので、その貢献にも注目しています。

  • kaizen@名古屋de朝活読書会 さん

    #感想歌 重力は電磁波同様横波だ2つの偏波90度ずれ 重力波観測してから約1年観測増と次世代装置 切れ味がよく諸理論の関係を平明に解いて興味わくわく

  • 文章で飯を食う さん

    重力波が初観測された時、テレビで特集されていた。それを見た印象はアインシュタインの宿題を解くためにこんなに予算と労力をかけてだった。ところが、本書を読んで、モヤモヤが払拭された。だって、宇宙の晴れ上がりの前のインフレーションの様子が見えるのだから。KAGRAは残念ながら第一発見には間に合わなかった。完成後はいろいろとデーターを出してくれるんだろうが、やっぱり、科学は一番じゃなきゃだめだよな。

  • fseigojp さん

    とうとう観測されたようです 実に100年かけてアインシュタインの予想が実証

  • 寝落ち6段 さん

    百年前にアインシュタインが一般相対性理論の中で予言した重力波。百年の時を経て、観測に成功する。これは天文学の大進歩だ。宇宙創世の謎やこれからの宇宙の展望、そのすべてのカギになるかもしれない。計算式では分からなくても、重力波の意味するところが分かればいい。ちっぽけな人類は一体どこまで莫大な世界に迫ることができるのだろうか。その浪漫を味わうこともできる本書。表紙には連星ブラックホールの合体を採用しているのだろう。重力波を測定した初めての天体現象だ。読むとこの表紙の出来事を観測できたすごさもわかる。

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安東正樹

1971年岡山県に生まれる。1999年東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。現在、東京大学大学院理学系研究科准教授。博士(理学)

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