中国説客(ぜいかく)列伝 徳間文庫

守屋洋

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784195981436
ISBN 10 : 4195981433
フォーマット
発行年月
1986年09月
日本
追加情報
:
217p;16

内容詳細

古代中国の戦国時代は、世に有名な合従連衡策で知られる、変転きわまりない外交の時代でもあった。説客こそ、この時代に、自由な遊説の旅を経て力を蓄え、諸国におのれを売込み、やがて主と時を得て外交舞台に活躍する“外交官”であった。2千年を超えて今に名を伝える張儀、蘇秦、淳于〓、藺相如、茫雎、呂不韋、呉起、孫〓、田単ら“名外交官”のバランス・オブ・パワー操縦術の精華を、明らかにする。

目次 : 合従連衡と説客たち/ 張儀―連衡策の実現に奔走した大物策士/ 蘇秦―合従論を代表する一方の旗頭/ 淳于〓―機知あふれる曲線的な交渉術/ 藺相如―強国秦を相手に堂々の外交交渉/ 茫雎―「遠交近攻」を推進した辣腕宰相/ 呂不韋―商人から宰相となった先物買いの名人/ 呉起―「モーレツ人間」の栄光と悲惨/ 孫〓―中国流兵法のもう1人の始祖/ 田単―斉を滅亡から救った兵法巧者の将軍

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • CTC さん

    86年徳間文庫。単行本は78年産能短大出版部。著者は中国古典を基にしたビジネス書を多く著している。実は『孫子・戦略・クラウゼウィッツ』(日経ビジネス文庫)なる本を読んだ際に著者=守屋淳の経歴を調べたら…父君の方が著作が多く…珍しい父子鷹だなぁという認識はあった。本書は“説客”の“列伝”という珍しい仕立てのため、古書店で即買い。“列伝”は私の大好物なのだ。それこそ“列伝形式”は『史記』以来の伝統スタイルな訳で…著者もその魅力に囚われ当タイトルとしたが、実は単行本時は編集者に反対され別タイトルだったと。

  • 委員長 さん

    中国の戦国時代における説客の活躍や逸話を描いた作品。武将ものとは違った魅力をたっぷりと味わえました。あとがきもユーモアがあって楽しめましたね

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守屋洋

中国文学者。元SBI大学院大学教授。1932年、宮城県生まれ。1960年、東京都立大学中国文学科修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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