宇野千代・大庭みな子 精選女性随筆集

宇野千代

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784166402601
ISBN 10 : 4166402609
フォーマット
出版社
発行年月
2012年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
267p 20×13cm

内容詳細

男たちを愛し、愛され、文学の大輪の花を咲かせた女性作家二人の、ラディカルでおおどかな人生論、恋愛論ほか。

目次 : 宇野千代(生い立ち/ 敬し、愛した男たち/ 小説を書くということ/ 私の人生論)/ 大庭みな子(結婚は解放だった/ 生命を育てる/ 文学・芸術・創作/ 作家の肖像/ 少女時代の回想)

【著者紹介】
宇野千代 : 1897年(明治30年)11月28日、山口県玖珂郡横山村(現・岩国市)に生まれる。1910年(明治43年)4月、岩国高等女学校に入学。1914年(大正3年)3月、女学校を卒業し、小学校の代用教員となるが、翌年、退職。1919年(大正8年)8月、藤村忠と結婚(24年に離婚)。翌年、忠の任地の札幌に行く。21年1月、「時事新報」の懸賞に応募した短篇「脂粉の顔」が一等当選する。1922年(大正11年)4月、札幌から上京。作家活動を開始する。1957年(昭和32年)6月、『おはん』(中央公論社)刊行。同作により第五回野間文芸賞、第9回女流文学者賞を受賞。1982年(昭和57年)10月、第30回菊池寛賞を受賞。1996年(平成8年)6月10日、没。享年98

大庭みな子 : 1930年(昭和5年)11月11日、東京府豊多摩郡千駄ヶ谷町(現・渋谷区)に生まれる。本名・美奈子。1947年(昭和22年)山口県立岩国高等女学校を卒業。1949年(昭和24年)4月、津田塾大学に入学。1953年(昭和28年)3月、大学を卒業し、高校と中学の講師をはじめるが体調をくずし、翌年には辞める。1968年(昭和43年)4月、「三匹の蟹」が第十一回群像新人賞受賞。7月、同作で第五十九回芥川賞受賞。1975年(昭和50年)『がらくた博物館』(文藝春秋)で第14回女流文学賞受賞。1982年(昭和57年)『寂兮寥兮』(河出書房新社)で第18回谷崎潤一郎賞受賞。2007年(平成19年)5月24日、死去。享年76

小池真理子 : 1952年、東京都生まれ。成蹊大学文学部卒業。96年、『恋』で第114回直木賞を受賞。2006年、『虹の彼方』で第19回柴田錬三郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • shoko さん

    ずっと気になっていた「精選女性随筆集」、ついに一冊読めた。二人とも文章を読むのは初めましての宇野千代と大庭みな子。恋愛に奔放な宇野千代と、幸福な結婚を生涯貫いた大庭みな子の対比をさせることが、この組み合わせの狙いなのだろうか。/個人的な好みは、大庭みな子の方だった(結婚観とは関係なく、文章の書き方が)。彼女の理知的で国際的に開かれた文章が好きだったのに加えて、随筆と言っても、『青い鳥』のように創作的な文章も収められていて、創作的かつ幻想的な文章が読めたのも好感だった。

  • ほっそ さん

    セレクトしている小池真理子さんが気になって、図書館で借りてきた。 ほぼ初読の作家さんでした。 宇野千代さんに限って言えば、文筆でない仕事も多かったことに驚き。

  • 和草(にこぐさ) さん

    宇野千代先生、大庭みな子先生共に初読。随筆集ということもありスラスラと読了。お二方共に現代の女性のような思考をお持ちであり、もっと読んでみたいと駆り立てられた。

  • takao さん

    ふむ

  • at@n さん

    宇野千代は結婚生活を全うしなかった人で大庭みな子は全うした人という自己認識の違いがあるのだなと思った。大庭みな子の、文学好きだった母に対して凡庸な医者だった父の思い出をつづった文章が胸に迫った。

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人物・団体紹介

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宇野千代

1897(明治30)年、山口県生まれ。1936年に日本初のファッション雑誌『スタイル』を創刊。57年に『おはん』で野間文芸賞を受賞。83年、86歳で出版した『生きて行く私』はベストセラーとなった。96年、逝去。『色ざんげ』『薄墨の桜』など著書多数

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