蝦夷拾遺 たば風 文春文庫

宇江佐真理

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167920456
ISBN 10 : 416792045X
フォーマット
出版社
発行年月
2023年05月
日本
追加情報
:
304p;16

内容詳細

体が不自由になった許婚との結婚を反対され他家に嫁いだ女を、男は想い続ける―表題作「たば風」ほか、夫との離縁を目論む女が息子に課された難題に奮闘する「恋文」、松前藩主の正室に仕えるべく集められた娘らの青春「血脈桜」など、江戸後期から明治初期にかけ蝦夷地で生命を燃焼させた男女を描く傑作六編。

【著者紹介】
宇江佐真理 : 昭和24(1949)年、北海道函館市生まれ。函館大谷女子短期大学を卒業。平成7(1995)年「幻の声」でオール讀物新人賞を受賞し作家デビュー。受賞作を含む連作集『幻の声 髪結い伊三次捕物余話』で一躍注目を集める。12年『深川恋物語』で吉川英治文学新人賞、13年には『余寒の雪』で中山義秀文学賞を受賞。また『幻の声』などで6度にわたり直木賞候補にあげられた。27年11月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • rokoroko さん

    大河ドラマべらぼうで松前藩が出てきたので宇江佐氏の本検索。短編集。松前藩の武士や家族の物語。たば風とは霊魂が吹かせる悪い風だそうだ。時代が変わり松前藩だけでなく江戸から明治に変わる時は大きな変化に嘲ろうされた人々がたくさんいたのだろう。

  • マツユキ さん

    幕末から明治にかけての蝦夷、松前藩に因んだ短編集。熟年離婚とか(『恋文』)、藩主の奥方の護衛役の村娘たちとか(『血脈桜』)、見世物に出演する武家の娘とか(『黒百合』)、時代・歴史小説に詳しいわけじゃないけど、珍しい。地の文に読みづらさを感じましたが、方言もあり、セリフが生き生きとしていて、かっこいい。時代に翻弄されながら、自分を持って生きる男女の姿に感動しました。

  • ほうじ さん

    「恋文」、もの凄い綺麗な一編だった。表題作も良い。

  • ケンサン さん

    ●たば風→幸四郎の悲運からまなとの縁談が破談に。最期に幸四郎がまなを救う●恋文→自分の意志とは反して刑部に嫁ぎ、夫の帰藩と共に離婚を決意するみく。息子に強制された恋文を通じて夫への想いに変化が…●錦衣帰郷→貧しい身の上から立身出世を果たした徳内の凱旋と茂右衛門との違和感?●柄杓星→幕末の混乱に引き裂かれる仙太郎と杉代。一夜の恋●血脈桜→主君光子に仕える、うめ、みる、等6人の女たちの数奇な運命…歳三がカッコいい!●黒百合→維新で翻弄される以登と千秋。時代の悪霊に飲み込まれるのは?◯解説→梶よう子さん。

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宇江佐真理

1949年北海道生まれ。作家。95年に「幻の声」でオール讀物新人賞を受賞しデビュー。2000年に『深川恋物語』で吉川英治文学新人賞、01年に『余寒の雪』で中山義秀文学賞を受賞。15年逝去

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