角の生えた帽子 角川ホラー文庫

宇佐美まこと

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784041096925
ISBN 10 : 4041096928
フォーマット
出版社
発行年月
2020年11月
日本
追加情報
:
320p;15

内容詳細

何度も同じような悪夢を見る。それはさまざまな女をいたぶり殺すことでエクスタシーを覚えるという夢だ。ある日、その夢と同じ殺人事件が起こっていると知る。犯人として報じられたのは、自分と同じ顔をした別の名前の男だった―。運命の残酷さ、悲劇を描いた「悪魔の帽子」、松山が舞台の正統派ゴーストストーリー「城山界隈奇譚」など、惨くせつなく運命に巻き込まれてゆく人間たちを描く、書き下ろしを含む12篇。

【著者紹介】
宇佐美まこと : 愛媛県生まれ。2006年「るんびにの子供」で第1回『幽』怪談文学賞“短編部門”大賞を受賞し、07年『るんびにの子供』でデビュー。17年、ミステリ小説『愚者の毒』で第70回日本推理作家協会賞“長編及び連作短編集部門”を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • H!deking さん

    宇佐美さんの短編集第2弾!今回もめちゃくちゃ面白かったー!!全部面白かったけど最後の話特に好きでした。ぞわっとするけど止まらないです。これは癖になりますね。

  • アッシュ姉 さん

    これまた面白かった。デビュー作『るんびにの子供』も良かったが、さらに進化を遂げた印象。ぞくぞく怖くてワクワク、あっと驚く展開にハッとする結末、じわじわとどこまでも余韻が追いかけてくる。各編毎に異なる味わいがあとを引き、クセになるウマさ。好みだったのは「空の旅」と「左利きの鬼」。マイベストはああ面白かったと締めくくれた「湿原の女神」。文庫化にあたり書き下ろし含む三編がプラスされているので、単行本で読んだ方にも是非オススメしたい。

  • スエ さん

    悪夢、過去、怨念、執着、トラウマ。などなど、様々なワードが飛び交う異空間を彷徨うような短編集っ!!

  • sin さん

    往々にして日本人男性には家父長制の名残か女性を蔑ろにする傾向があるが、最近は大人になれない男が増えたせいか家庭における居場所を無くし、妻に蔑ろにされる夫も増えてきたように思える。そんな現代社会の歪さを下敷きに殺意、復讐、悪意、執念、執着、男の身勝手、トラウマ、逃避、依存、女の身勝手、欺瞞を描く…各々のストーリーは凡庸さを感じさせるほどに完成されていて、これは厭な人間味の標本箱に思える。

  • HANA さん

    恐怖小説短編集。超自然現象もあるのだが、大本の根源となっているのは人の心。結局はそれに囚われ、それを元に地獄が顕現し、どこにも逃げ場がない話ばかりであった。逃げ場が無い代表的なものが「空の旅」や「花うつけ」だと思うが、それらが主観的な怖さだとすると客観的で本当に怖いのが「赤い薊」。結局あるものを隔てても逃げられない。一方で「城山界隈奇譚」や「湿原の女神」等、一種の爽やかさを持った作品もあり、この辺は著者の守備範囲の広さを物語っているなあ。個人的にお気に入りなのは「夏休みのケイカク」。この後味の悪さはいい。

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宇佐美まこと

1957年、愛媛県生まれ。2006年「るんびにの子供」で第一回『幽』怪談文学賞〈短編部門〉大賞を受賞。17年『愚者の毒』で第七〇回日本推理作家協会賞〈長編及び連作短編集部門〉を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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