ミュージアムの女

宇佐江みつこ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784040694528
ISBN 10 : 404069452X
フォーマット
出版社
発行年月
2017年09月
日本
追加情報
:
136p;18

内容詳細

その隅っこに座っている人は、人形ではありません。人間です。

美術館の隅っこに座っているあの人はこんなことを考えていた!? テレビ・新聞で話題の美術館お仕事4コマ!!

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読書メーターレビュー

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  • ままこ さん

    岐阜県美術館の監視員さんのコミックエッセイ。仕事内容や裏話まで、いろいろ興味深いことが描かれている。「相手に気づかれて不快にさせない程度に見る」これは確かに技量がいりそうだな。「虫報告」美術品管理のため虫はすべて捕らえる。しかし、例外で館内で見逃される虫はがいるらしい。それは、不気味可愛いルドン作『蜘蛛』クセになりそうなオディロン・ルドンの作品。是非、地元美術館でも出張展示して欲しい。小学生男子たちの〈ヘルメットのおもいで〉は一番好きなエピソード。著者の宇佐絵さん描く、猫擬似化も可愛くイラストも素敵。

  • キク さん

    美術館で椅子に座っている人は監視係というらしい。この本で初めて知った。学芸員は大学でそれ専用の課程があるとのこと。創作科に在籍していたけれど、作家にはなれなかった、専門コースではなかったので学芸員にはなれない。だから私たちは椅子に座っている、と若干自虐的に語る。でも、この選択をした時点で芸術を愛しているわけだし、美術館を訪れる人と直に向き合ってるのは彼女達だった。「芸術が何よりも尊い、とは言える立場でない。でも美術館に人が集まるかぎり、平和ってなくならない気がします」素敵でしょ?はい、とても素敵でしたよ。

  • ばう さん

    ★★★ 「ミュージアムの女」とはすなわち美術館の展示室の隅っこに座っている監視係さんのこと。その人のエッセイ漫画です。監視員さんはただただ座っているだけの人ではなかった。今まで あの係の人の前を通る時は「注意されないようにしなきゃ」と微妙に緊張していましたが、これからはちょっと親近感が持てるかも。今度美術館に行ったら展示室の「匂い」、気にしてみよう。作者の方も本の中で言っていたけれど、ついつい有名な作品や作者に目が行きがちだけど、まだ知らない作品との出会いも美術館の醍醐味なんだ、と改めて気付かされた。

  • ぶんこ さん

    美術館にひっそりと存在していらした「監視係」。岐阜県立美術館で実際にそのお仕事をされている美術大学油絵科出身で学芸員資格保持者の方が描かれた4コマ漫画とエッセイ、コラム、イラスト、写真。内容豊富で擬人化された猫のお姉さんで表していて仄々ほっこりの本でした。学芸員の資格だけでは美術館で働く専門の学芸員にはなれない理由もよく分かりました。意外(ごめんなさい)な美術館にお宝があるのに驚き、バルセロナチェア、日本最初のパイプオルガン、そしてお庭も見に行きたくなりました。そして「監視係」の皆様をこっそり拝見したい。

  • くさてる さん

    岐阜県美術館に勤める著者が描いた美術館監視員の世界。いわゆるコミックエッセイなのだけど、誠実な描き方と控えめなユーモア、職業ならではのトリビアなどが詰まっていてとても面白かった。エッセイが挟み込まれた構成も理解が深まって良かった。素敵な本でした。

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