心の力 集英社新書

姜尚中

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087207224
ISBN 10 : 4087207226
フォーマット
出版社
発行年月
2014年01月
日本
追加情報
:
206p;18

内容詳細

刊行後100年。夏目漱石『こころ』を手掛かりに、過去を力に変え、心の実質を太くする生き方を考え抜いた一冊。
漱石『こころ』とトーマス・マン『魔の山』の後日談を描いたオリジナル実験小説も収録。


【著者紹介】
姜尚中 : 1950年生まれ。聖学院大学全学教授、東京大学名誉教授。専攻は政治学・政治思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • mitei さん

    その後の話は著者の書いたものなのかわからなかったが、グローバル化する世界への警戒はよくわかった。

  • 寅 さん

    漱石"こころ"とマン"魔の山"を読み解き汲み取ろうという企画です『私』を中心に展開しています 私がどう考え行動したかが重要です 現代社会が持つ問題 代替案,隣人,やるべきこと,先生の不在 偉大なる凡庸こそ重要であると結論しています 美しい文章,明解な結論 高い教養が爽やかです 確かに自分の現状に不満や不安があり,何とか幸せを掴もうと思う教養人が購読者ですが それなりの回復力を持った若者であることも必要だと思いました

  • コージー さん

    ★★★★★息子さんを失い悲嘆にくれた著者が、「心の実質」を太くしたいという思いから執筆。夏目漱石『こころ』、トーマス・マン『魔の山』、デス・ノベルといわれる2つの小説から、「心の力」のヒントを引き出す。そして本書にて『続・こころ』を著者が創作したところもみどころであろう。現実は目の前のものだけではない。自分の中に選択の幅をもって図太く生きよ。こうしたメッセージが強く心に刻まれた。味わい深い作品であった。【印象的な言葉】先に逝ったかけがえのない人々の記憶が、人生に意味を与える物語の支えになっている。

  • Gotoran さん

    グローバル化の急激な波に翻弄され、閉塞感で希望が見出し辛い現代、人々の心は何故病んでいき、苦しみ、遂には自死にいたっれしまうのか?そうならないためにはどうすれば心を太く出来るか。20世紀前半のほぼ同時期に著された漱石の『こころ』とT.マンの『魔の山』を詳細に読み解き・比べながら、考察・論考が進行。読み易く分り易い。また、本論と交互に織り込まれている(前出2作品の続編としての)著者の創作小説『続・こころ』が巧くサポートしている。著者の強い想い(心を太くして生きていこう)が印象深い。

  • megumiahuru さん

    漱石の『こころ』とマンの『魔の山』を対比し、「心の力」をつけるとはどういうことかを考察してゆく。自意識に悩む近代人の苦悩を描いた両作。本編では小説仕立てにして、それぞれの主人公を対話させていたりするのだが、姜さんの魅力は、やはり、あの独特の「ポツポツ語り」にあると思っているので、一人称で語ってほしかった気がする。「過去」が私たちの心を強くする。良い師から真実な「イニシエーション(秘儀伝授)」=大切な何かを受け渡された経験はかけがえが無い。私たちの心は、大切な人たちの思い出でできているのだ。

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