向田理髪店

奥田英朗

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784334910891
ISBN 10 : 4334910890
フォーマット
出版社
発行年月
2016年04月
日本
追加情報
:
253p;20

内容詳細

北海道。寂れてしまった炭鉱町。通りにひと気はないけれど、中ではみんな、侃々諤々。心配性の理髪店主人が暮らす北の町は、案外にぎやか。身に沁みて、心がほぐれる物語。

【著者紹介】
奥田英朗 : 1959年岐阜県生まれ。2002年『邪魔』で第4回大藪春彦賞受賞。’04年『空中ブランコ』で第131直木三十五賞受賞。’07年『家日和』で第20回柴田錬三郎賞受賞。’09年『オリンピックの身代金』で第43回吉川英治文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • starbro さん

    奥田英朗は、新作中心に読んでいる作家です。北海道の夕張がモデルでしょうか?著者が巧いのでフィクションですが、ノンフィクションのような感じがします。若い人達の新たな動きで微かな光は見えるものの、財政破綻+限界集落で暗さは拭いきれません。どうしても読んでいると辛くなります。ほぼ同時期に荻原浩が似たタイトルの「海の見える理髪店」を出しましたが、この「理髪店」対決では「海の見える理髪店」に軍配をあげたいと思います。

  • ミカママ さん

    過疎化した北海道の、とある街を舞台に描かれた連作短編集。この作品の魅力はなんと言っても、読者の誰もが一つや二つ、登場人物たちに自分を投影させられる部分があるってことじゃないかな。過疎化を止めることは難しそうだけど、登場人物みんなに幸せになってもらいたいな、と救いのあるラストがさすが奥田さんです。

  • Yoshihiko さん

    過疎の村を舞台にした田舎の人情話でした。悪気のない田舎特有の親切感があふれており、その言動に共感するやら納得するやら..。必要なのは「娯楽」なのでしょう。

  • まちゃ さん

    北海道の寂れた炭鉱町の理髪店の主人・向田康彦の目線で語られる田舎の悲喜こもごも。生まれ故郷を離れた自分には共感する部分が多く、心にしみる作品でした。奥田さんの軽妙なユーモアと登場人物の北海道弁にほっこりさせられました。良かったです。

  • またおやぢ さん

    うぅ〜ん、なんだろうこの違和感は?この小説を通じて著者が伝えたかった事は何なのか?過疎に悩む北海道の町。人々の距離が近いことの良さは分からないわけではないが、それを見つめる著者の視線に、優しさや共感が無いと感じるのは小生だけなのだろうか?都会に行った人間は、田舎暮らしの厳しさを知らないと、繰り返し繰り返し述べてはいるが、では本当に彼ら(或いは著者)が知ってもらいたい、発信したいことは何であるかは不明確で、じゃりじゃりとした後味の悪さのみが残る一冊。『我が家の問題』といい、奥田さんが苦手な小生なのです。

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奥田英朗

1959年岐阜県生まれ。プランナー、コピーライター、構成作家を経て、’97年『ウランバーナの森』でデビュー。2002年『邪魔』で第4回大藪春彦賞を受賞。’04年『空中ブランコ』で第131回直木賞を受賞。’07年『家日和』で第20回柴田錬三郎賞を受賞。’09年『オリンピックの身代金』で第43回吉川英治

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