すててこ 寄席品川清洲亭 2 集英社文庫

奥山景布子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087457810
ISBN 10 : 4087457818
フォーマット
出版社
発行年月
2018年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
344p;16

内容詳細

江戸は品川、清洲亭。大工の秀八が始めた寄席はお客もついて順風満帆。本日も開業中。常連の真打・弁慶がトリを務めていた時、清洲亭の周りに幽霊が出没!?気味悪がるおえいだが、その正体は弁慶への弟子入り志願の男だった。頑なに弟子を取らない弁慶の切ない理由とは。一方、乗り込んできた女義太夫がひと悶着を起こし―。芸を愛し、人のために尽くす。人の情けが身に染みるシリーズ第二弾。

【著者紹介】
奥山景布子 : 1966年愛知県生まれ。名古屋大学大学院文学研究科博士課程修了、文学博士。高校教諭、大学講師などを経て創作を始める。2007年、「平家蟹異聞」で第87回オール讀物新人賞を受賞し、09年受賞作を含む『源平六花撰』で単行本デビュー。18年『葵の残葉』で第37回新田次郎文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • しんごろ さん

    シリーズ第2弾!秀八の寄席の経営のやりくりも読んでて、もちろん面白いですが、夫婦愛、親子愛、師弟愛といった愛情、秀八との繋がりのある人達の義理と人情、そして師匠達等の粋というものをすごく感じた今作でした。さらに人とのふれあい、助け合いの大切さを学ぶ今作でした。次作につながる終わり方に、シリーズが終わらないという安堵感に加えて、次作が楽しみになりました。

  • ポチ さん

    席亭として成長して来た秀八。そんな秀八と清洲亭を支える妻・おえい初め、師匠達、噺家、町の人々の繋がりが義理人情と共にとても生き生きと描かれています。次作は秀八は・・・ですね。

  • TakaUP48 さん

    落語好きが高じて「清洲亭」の席亭になった秀八。「変わらぬ〜」下働きの庄助が巻き寿司に挑戦!佐平次が賭けで勝ったら庄助が持っていた質流れの根付けを手元にでき…。「品川だよ〜」おふみの三味線で鬼若が流行歌「すててこ」の練習。一説では、三遊亭圓遊の「ステテコ踊り」から来ているとか?おふみの嫌らしい元亭主を皆で撃退。「だるま〜」弁良坊の作品が地本になるか?でも、絵を描いた新助が昔、贋作…。女義太夫登場!おえいの団子屋への嫌みは弟千太の悪だぐみ。頭にきて殴り込みに行った英八は、新助らに救出される。おえいが何やら…。

  • fwhd8325 さん

    清洲亭シリーズの2作目。今回もいいです、落語のくすぐりがいい感じです。シリーズを意識した展開は、計算を感じますが、ファンになった私には、わくわくします。人情の機微、まさしく噺なのです。これ、ラジオドラマがいいかな。

  • 真理そら さん

    シリーズ2作目。寄席・清州亭もどうやら軌道に乗ってきつつあるが、大工の棟梁兼清州亭席亭・秀八の実家や兄との折り合いは悪いし向こう見ずで妻・おえいは気の休まる暇がない。今回は三味線引き・おふみとその息子清吉、元亭主の話が人情物っぽくて好きだ。大好きな作家さんだけれど寄席がテーマの物語としては文体が重い気がしなくもないが、まあいいか。

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