放送作家ほぼ全史 誰が日本のテレビを創ったのか 星海社新書

太田省一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784065280669
ISBN 10 : 4065280664
フォーマット
出版社
発行年月
2022年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
249p;18

内容詳細

「青島幸男、秋元康、宮藤官九郎。この3人の共通点はなにか?そう聞かれて即座に答えが思い浮かぶひとはどれくらいいるだろうか?答えは、みんな放送作家だったことである。青島幸男はタレント・政治家、秋元は作詞家・プロデューサー、宮藤は脚本家としてそれぞれひとつの時代をつくった人たちだが、それ以前に3人ともが放送作家であった」。テレビの裏方として企画・構成を考えたり台本を書いたり、あるいは脚本家・作詞家・小説家になったり…。テレビやメディアで活躍する“放送作家”という不思議な存在を日本のメディア文化、エンタメ、戦後日本社会との関係からとらえ直す画期的な一冊。

目次 : 序章 風刺の時代―前史、そして原点としての三木鶏郎/ 第1章 タレントになった放送作家たち―1960年代/ 第2章 小説家になった放送作家たち―1960年代のもうひとつのかたち/ 第3章 アイドル時代をつくった放送作家たち―1970年代から1980年代/ 第4章 バラエティ時代の放送作家たち―1980年代から1990年代/ 第5章 脚本家になった放送作家たち―1990年代から2000年代/ 結びの章 YouTube時代のなかで―放送作家的生きかたの行方

【著者紹介】
太田省一 : 社会学者。1960年生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得満期退学。テレビと戦後日本、お笑い、アイドルなど、メディアと社会・文化の関係をテーマに執筆活動を展開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ma-bo さん

    放送作家という視点からのテレビ史、エンタメ史を切り取ったのは珍しい。青島幸男、大橋巨泉、永六輔等の伝説クラスの方から、高須光聖や鈴木おさむ等まで。秋元康や三谷幸喜、クドカンも放送作家だったんだなあ。

  • yyrn さん

    戦後のラジオ番組の構成者係から始まった「放送作家」という仕事をメジャーに育て上げた人たちの系譜をたどる本。三木鶏郎→60年代の永六輔、青島幸男、大橋巨泉→のちに作家となった野坂昭如、五木寛之、井上ひさし、小林信彦→70年代では作詞家となった阿久悠、秋元康→80年代はビートたけしやタモリなどのバラエティ番組の仕掛け人、高田文夫、高平哲郎、高須光聖、鈴木おさむ→90年代はドラマ脚本家となった三谷幸喜、君塚良一、三木聡、宮藤官九郎といった面々が登場する。影山民夫や百田尚樹も放送作家だったとは知らなかったが、⇒

  • Roko さん

    放送作家は、TVビやラジオ番組のストーリーを書く人ですから、元々アイデアも豊富だし文章が上手い人です。音楽番組やバラエティ番組の作家を経て、作家や脚本家、演出家になっていくのは自然な流れなのでしょう。かつてはマスへ向かって売込みをかけていた媒体がすたれ、より個人向けに特化したネットやSNSという媒体に変わって来ても、結局は誰かが仕掛けているということに変わりはないのです。面白いこと、大勢の興味を引くことを狙ってアイデアを生み出す人は次はどの方向へ進んでいくのでしょうか。#NetGalleyJP

  • 阿部義彦 さん

    サブカルに強い星海社新書の新刊です、放送作家にスポットを当てた全史として、最近のクドカン、三谷幸喜、秋元康、から始まりの三木鶏郎から、巨泉、前武、青島だあ。まで幅広く紹介しています、61年生まれの私としては、中学時代に夜に1人でみた金曜イレブンの巨泉さんの活躍(朝丘雪路さんとのペアでした!)が印象深いですし、ゲバゲバ90分のタイトルを考えた、小林信彦さん、ひょっこりひょうたん島の井上ひさしさん、エロ事師たちの野坂昭如さんなんかの後に文壇の仲間入りをした方々なんかが印象深いです。他人に阿ない独自の感性です。

  • hitotak さん

    放送作家とはそもそも何をする人なのか、という基本的なところからはじまり、創生期から現在に至るテレビバラエティーの歴史を作った人々を紹介している。彼らが作る番組は視聴者たちの趣味嗜好、果ては人生にも強い影響を与えており、時代を作ったといって過言ではない。皆テレビの裏方から出発して、タレントや脚本家、著述業、政治家と様々な分野へ進出しており、その多才さに改めて驚く。著者が書いている通り、紹介された放送作家は男性ばかりで、女性プロデューサーはいても、女性のスター放送作家はまだ登場していない理由も知りたかった。

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