眠る竪琴 レンテンローズ 幻狼ファンタジアノベルス

太田忠司

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784344822382
ISBN 10 : 4344822382
フォーマット
出版社
発行年月
2011年05月
日本
追加情報
:
19cm,255p

内容詳細

演劇部に所属する千歌は、「眠る竪琴」という台本に登場する役になりきれず思い悩んでいた。そんな時、練習中に千歌の目の前で顧問が焼死する事件が起き…。レンテンローズシリーズ第3弾。

【著者紹介】
太田忠司 : 2月24日生まれ。1981年、大学在学中に投稿したショートショート『帰郷』が「星新一ショートショート・コンテスト」で優秀作に選出(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 雪守 さん

    レンテンローズシリーズ第三弾。書き下ろしの「眠る竪琴」と改訂版の「囁く百合」の二部構成。この作品はミステリのトリックよりも心情面と幻想性を重視しています。「眠る竪琴」の方は正直ネタが微妙でしたが、「囁く百合」の方は規律を重視し息苦しさを生んでしまっている組織の描写は面白かったです。また、アカンサスたちの世界の謎が以前より描写が増えていたのは収穫かな。早く次が出ることを期待しています。

  • きゅーま さん

    部活の劇の演技に悩む千歌に降りかかる『謎』のおはなし「眠る竪琴」と百合を手に持たされて子供が殺されたという終わったはずの事件が再び繰り返され、その『謎』に巻き込まれつつも立ち向かう早紀のおはなし「囁く百合」収録。どちらも犯人の不愉快具合が素晴らしく好き。アカンサス様好きなので、アカンサス側の世界が垣間見れて非常に嬉しいです!今後もっとそのこらへんは詳しく明らかになって欲しいなあ…

  • みずなか さん

    「囁く百合」が今までで一番ミステリ色が濃かったように思います。こんな世界はイヤだ。あちらの世界もちらほら見え始め、設定が深くなりつつも、なかなか全貌が見えないという何の生殺し?

  • なつき さん

    どうしてアカンサスのときは偉そうなのに、ノブさんのときはヘタレなのか(笑) 高校の演劇部の話と街の自警団の話。自警団の話はかなり胸が悪くなる犯人だった。

  • 永山祐介 さん

    囁く百合の自警団に対して覚える気持ち悪さは、やはり変わらずでした。ディストピアだよなあ、あんなのは。表題作は時間を超えた二つの事件のリンクと、珍しく二人の人物がレンテンローズに関わったという点で面白かった。

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人物・団体紹介

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太田忠司

1959年愛知県生まれ。大学時代「帰郷」で星新一ショートショートコンテスト優秀作を受賞。1990年『僕の殺人』で作家デビュー。趣向を凝らしたトリックミステリーを多数執筆。ホラー・SFにも造詣が深い。2004年『黄金蝶ひとり』で第21回うつのみやこども賞、10年『月読』で第6回酒飲み書店員大賞を受賞。

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