明日、世界が終わるとしても PHP文芸文庫

太田忠司

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784569765563
ISBN 10 : 4569765564
フォーマット
出版社
発行年月
2016年05月
日本
追加情報
:
410p;15

内容詳細

一九九九の年、七の月、空から恐怖の大王が降ってくるだろう―ノストラダムスの予言を知った四人の高校生は「死」を思い、残された期限をどう生きるかを考える。その記憶は、大人になった彼らの人生に意外な影響を与えていくのだった。夢に挑む史生、意外な職につく恵津子。時代の荒波に揉まれながらも「生きること」に真摯に向き合う彼らの姿を描く、胸を揺さぶる物語。

【著者紹介】
太田忠司 : 1959年愛知県生まれ。名古屋工業大学電気工学科卒業。81年大学在学中に投稿した「帰郷」が星新一ショートショート・コンテストで優秀作に選ばれる。90年『僕の殺人』で長編デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • rio さん

    1999年のノストラダムスの予言を知った4人の高校生達は、残された期限をどう生きるか考える。そんな彼等が大人になるまでを描く人生の物語。主人公史生にフォーカスをあて幼少期から青春期、壮年期と成長していく姿を見てきて、派手な盛り上がりがない分、生き辛さだったりちょっとした幸せだったりと日々の生活感にリアリティを感じます。思春期にノストラダムスの予言を知って何かしらの影響を受け続ける姿に、同年代の作者の思いのようなものを感じました。

  • らび さん

    ノストラダムスの大予言。ありましたね〜捉え方は如何様にもなるんだという教訓でしたね(^_^;)まあ人生楽あり苦あり・・しかし。ラスト1ページがどうのと?帯ちゃんとみてなかったので別に普通に終わったんじゃない?と思いましたが、2011・3/6・・東北新幹線でやっと気づきました。そっか!場所の特定はないからわたしは悲劇回避のほうを取りますね。わざわざ悪い想像はしたくないです。虹の白い少女がフラグだとしても・・・。

  • 九曜紋 さん

    私は作者の太田氏とも主人公・史生たちとも同世代に属する。中学生の時に「ノストラダムスの大予言」の洗礼を受け、言わば末法思想の中で成長した。自分の人生は1999年で終わる、という悲しい結末を多かれ少なかれ意識して生きてきた世代である。更に付け加えるなら、1999年を通過し、「五島勉はペテン師だ」と非難する人を嘲笑うかのように2年後、9.11同時多発テロが発生。この世の終末はかくや、と思わざるを得なかった。あれ以来ペシミストになってしまった人間のひとりとして本作の登場人物には感情移入できた。生きるって難しい。

  • トリプルアクセル さん

    ノストラダムスの大予言に作者の自伝的要素を絡めた作品。切なさやほろ苦さが滲み出る青春小説だが、一筋縄ではいかない。ラストには怖さを感じてしまった。近年の太田先生のチャレンジ精神には脱帽である。

  • ミリヨ さん

    ノストラダムスの予言、1999年7の月まであと25年の1974年に高校生だった史生、仁志、恵津子、鶴文の4人。恵津子が自殺を図ったことから、関係性が変わっていき…大人になってからの再会、別れ、再会。そして…あの日が訪れる。帯に「ラスト1ページに〜」って書いてあるから、何かあるんだろうと覚悟しながら読んだつもりだったけど、衝撃でした!

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

太田忠司

1959年愛知県生まれ。大学時代「帰郷」で星新一ショートショートコンテスト優秀作を受賞。1990年『僕の殺人』で作家デビュー。趣向を凝らしたトリックミステリーを多数執筆。ホラー・SFにも造詣が深い。2004年『黄金蝶ひとり』で第21回うつのみやこども賞、10年『月読』で第6回酒飲み書店員大賞を受賞。

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品