満州裏史 甘粕正彦と岸信介が背負ったもの 講談社文庫

太田尚樹

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062770316
ISBN 10 : 4062770318
フォーマット
出版社
発行年月
2011年08月
日本
追加情報
:
15cm,556p

商品説明

鬼憲兵と昭和の妖怪――二つの人生は満州で交錯した。

激動の時代、日本人が満州に託した新興国家建設という夢。汚れ役の甘粕とエリート官僚の岸は、脆弱な国家経済を磐石にするためにいったい何をしたのか? 国際社会の欲望うずまく大地で運命的に交錯した二人の男の人生を丹念にたどり、知られざるもう一つの昭和史を描き出す、渾身のノンフィクション。

内容詳細

激動の時代、日本人が満州に託した新興国家建設という夢。汚れ役の甘粕とエリート官僚の岸は、脆弱な国家経済を磐石にするためにいったい何をしたのか?国際社会の欲望うずまく大地で運命的に交錯した二人の男の人生を丹念にたどり、知られざるもう一つの昭和史を描き出す、渾身のノンフィクション。

目次 : 出会い/ 果てしなき曠野/ 嗚呼、玉杯に花受けて/ 甘粕正彦の生い立ち/ パリの空の下セーヌは流れる/ 未曾有の天地異変/ 大杉事件/ 獄中の甘粕/ 甘粕はやっていたか/ 甘粕出獄〔ほか〕

【著者紹介】
太田尚樹 : 1941年、東京都生まれ。東海大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ほよじー さん

    ★岸信介が満州国の表の顔だとすれば、甘粕正彦は陰の顔。この二人に関東軍を取り仕切った東条英機を加えたトロイカ体制が太平洋戦争へとつながる流れの遠因となった。

  • kwmr_ さん

    関東大震災直後の大杉事件から満州の興亡までを膨大な資料を元に綴る。大正から昭和初期の大陸の豊かさと貧しさがよく分かる作品。

  • Minako Kodama さん

    近代史を知るには、読みやすい一冊。甘粕さんの一生が、切ない。

  • midnightbluesky さん

    悪漢として甘粕を描いたのは面白い。戦犯になりながら、戦後首相になった岸の高笑いが聞こえそうな・・・。

  • レイラ さん

    まさに今の時代で見たかった二人 岸さん「妖怪」なんて言われてるからどんな人かと警戒したけど、自分には究極頭のいい超陽性の人に思えた 甘粕さんならAmakasu Primeあたり立ち上げてそう お二人 から少しズレるが昭和天皇が日米開戦を控え思い悩んだ時 ローマ法王に時局収集を頼もうとしたというのは初めて知った いろいろ感慨深いものがあった

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人物・団体紹介

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太田尚樹

1988年、大阪生まれ。LGBTQのクリエイティブユニット『やる気あり美』代表。文芸誌での連載や脚本制作など、幅広い執筆活動に従事するかたわら、企業や自治体、学校等にて講演も行う。新卒で株式会社リクルートに入社。大手結婚式場の集客・出店戦略のコンサルティングを担当。その後、セクシャルマイノリティとし

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