駈込み訴え 乙女の本棚

太宰治

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784845638895
ISBN 10 : 4845638894
フォーマット
出版社
発行年月
2023年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
64p;18X20

内容詳細

目次 : 【内容】 / 太宰治の名作が、有名ゲームのキャラクターデザインなどで知られ、本シリーズではイェイツ『春の心臓』、江戸川乱歩『人間椅子』、 / 夢野久作『死後の恋』、『瓶詰地獄』、泉鏡花『外科室』を担当する大人気イラストレーター・ホノジロトヲジによって描かれる。 / 名作文学と現代の美麗なイラストが融合した、珠玉のコラボレーション・シリーズ。 / 自分の本棚に飾っておきたい。大切なあの人にプレゼントしたい。そんな気持ちになる「乙女の本棚」シリーズの1冊。

【著者紹介】
太宰治 : 明治42年(1909年)青森県生まれ。小説家。1935年、「逆行」が第1回芥川賞の次席となり、翌年、第一創作集『晩年』を刊行。『斜陽』などで流行作家となるが、『人間失格』を残し玉川上水で入水自殺した

ホノジロトヲジ : 2015年よりフリーのイラストレーターとして活動中。キャラクターデザイン、イラストなどを手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • アキ さん

    乙女の本棚シリーズ。イラストレーターはホノジロトヲジ。裏切り者のユダの独白。「私は天国を信じない。神も信じない。あの人の復活も信じない。」「けれども私は、あの人の美しさだけは信じている。あんな美しい人はこの世に無い。私はあの人の美しさを、純粋に愛している。」「私の手で殺してあげる。他人の手で殺させたくはない。あの人を殺して私も死ぬ。」太宰らしい矛盾した感情と美への賛辞、死の渇望。ユダもイエス・キリストも34歳。銀三十で売り渡したとされるが、2006年ユダの福音書発見で新たな見方もなされているらしい。

  • 寂しがり屋の狼さん さん

    『乙女の本棚』シリーズ32冊目📚太宰治は同シリーズでは4冊目、挿絵はホノジロトヲジさん。(⁠◕⁠ᴗ⁠◕⁠✿⁠)太宰治が12番目の使徒、アスカリオのユダについて描いているとは知らなかったので、乙女の本棚に感謝です。

  • ぐうぐう さん

    『乙女の本棚』で読む「駆込み訴え」。太宰治は、このシリーズで最多登場なのではないか。それだけ太宰の語りのうまさが時代を超越している証しと言える。本作も、そんな太宰の語りで読まされる。新約聖書におけるユダの裏切りを、太宰流の視点で描き直しているのだが、ユダにしろキリストにしろ、ここではとても人間らしさが滲み出ている。愛憎が貧富や格差といった環境が要因で芽生えていくというよりかは、あくまで内なる感情から沸々と湧き上がっていることを太宰は描いていて、(つづく)

  • gtn さん

    ユダの訴えは、すべて情緒。イエスに心底惚れ込んでいる。だが、相応の愛の見返りを感じられなかったことが憎悪、いや憎悪ではない、愛憎相半ばする支離滅裂に繋がった。イエス亡き後、ユダは悔悟したか狂乱したか。

  • kitten さん

    図書館本。乙女の本棚シリーズ、太宰の「駆込み訴え」。初読だったけど、どういう話なのかは知っていた。うわー、病んでるなぁ、というのが率直な感想。これは何?単純な話であるわけはないんだけど、人の感情というのは、多面的なもので。愛しているというのも、憎んでいるというのも、どちらかが嘘というわけではなく、両立しているように見えるな。しかし、こんなの書いていいのか?あちこちから怒られないかな。イラストはいかにも不穏な雰囲気でよいね。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

太宰治

太宰 治(だざい おさむ) 1909年(明治42年)6月19日 - 1948年(昭和23年)6月13日

プロフィール詳細へ

太宰治に関連するトピックス

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品