猿ケ島 乙女の本棚

太宰治

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784845639977
ISBN 10 : 4845639971
フォーマット
出版社
発行年月
2024年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
すり餌 ,  
追加情報
:
48p;17X19

内容詳細

ああ。この誘惑は真実に似ている。あるいは真実かも知れぬ。おおきな海を渡った先は、深い霧に包まれた島だった。そこで私は同郷の者と出会い、ある決意をする。太宰治の名作が、水墨画のような柔かな色合いの和風イラストで話題のイラストレーター・すり餌によって、鮮やかに現代リミックス。人気シリーズ「乙女の本棚」の第38弾が登場。小説としても画集としての楽しめる魅惑の1冊。

【著者紹介】
太宰治 : 明治42年(1909年)青森県生まれ。小説家。1935年、「逆行」が第1回芥川賞の次席となり、翌年、第一創作集『晩年』を刊行。『斜陽』などで流行作家となるが、『人間失格』を残し玉川上水で入水自殺した

すり餌 : イラストレーター。岩手県出身。シンプルなタッチながらも水墨画のような柔らかな色合いを使った、デザイン的な「和」のイラストを得意とする。小説装画・MV・パッケージデザインなど、多岐にわたり活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ぐうぐう さん

    まず、反転がおよぼす驚きから来る面白さが『猿ヶ島』にはある。見る側が見られる側であったという世界の反転は、シンプルに物語としての躍動を感じさせるのだ。しかし、その面白さに甘んじることなく太宰治は、不自由さを肯定することで起こるまやかしの幸福について、実にシニカルに描こうとする。「ああ。この誘惑は真実に似ている。あるいは真実かも知れぬ」真実であったなら、それはもはやまやかしではないのではないか。そのような抗い難い誘惑を前にして、一体何ができようか。(つづく)

  • モリヤマ リン さん

    読了。これは太宰治が、当時の情勢をどう考えていたかの表れなのかな。でも、現在を表しているようにも思える。こういう物語を選ぶ『乙女の本棚』シリーズが、私は好き。すり餌さんの絵がすてきで、本を眺めるのも楽しい。

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太宰治

太宰 治(だざい おさむ) 1909年(明治42年)6月19日 - 1948年(昭和23年)6月13日

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