斜陽・人間失格・桜桃・走れメロス 外七篇 文春文庫

太宰治

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167151119
ISBN 10 : 4167151111
フォーマット
出版社
発行年月
2000年10月
日本
追加情報
:
16cm,558p

内容詳細

没落貴族の家庭を背景に、滅びゆく高貴な美を描く『斜陽』。太宰文学の総決算ともいうべき、小説化された自画像『人間失格』。ふたりの若者の信頼と友情を力強く表現した『走れメロス』など、20世紀の日本が生んだ天才作家の名作11篇を収める。奥野健男氏のくわしい年譜、臼井吉見氏のこまやかな作品案内と作家評伝付き。

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ヴェルナーの日記 さん

    スランプに陥ったのは太宰治を読んだからです。太宰ファンの方には申し訳ないですが、自分は太宰は好きではありません。できるなら読みたくはなかったのですが…… 実は現在、”桜”をテーマにした本を読んでいまして、太宰作品の中にある『葉桜と魔笛』『桜桃』を読まんがために手に取った次第です。なので『斜陽』『走れメロス』『人間失格』を読むためではありません。『葉桜と魔笛』は、掌編作品で没落した一家の姉妹のお互いを思いやる作品(どこかズレている)。『桜桃』も貧しい一家の娘の憂鬱を描いている。ただただ重苦しい空気を感じる。

  • ペグ さん

    (独断と偏見)〜女々しいという言葉は男性の為の言葉だと思っている。その女々しさを知っている男性が好きだ。そして、その最たる作家が太宰治だと。(女々しさの方向は色々だけれど、例えば太宰と町田康は表現が真逆故にあまりにも似ている感性)豪放磊落なかたでもそれを認識しているかいないかでは全く違っていて〜気がつかない輩はただただいばり散らし権威を振りかざすのだ。でこの作品集。好きなのは「人間失格」と「駆け込み訴え」。 繊細でナィーブな語り手がなんとも。太宰治の文章が好き。

  • ペグ さん

    本編11作は読了。太宰治作品を初めて読んだのが「走ラヌ名馬」だった。超短編なのに一気に引き込まれた。国内作家に疎いことを自省。今回は臼井吉見氏による太宰治伝、作品解説を。最後の文章「その命のとじ方の本質は、誰も理解出来ないだろうし、本人にも説明することは出来ないだろうと。はっきり言えることは明確な意志で死を選んだということ。ここに臼井氏の誠実さを感じた。

  • aoringo さん

    昔読んだ時と印象が違うのは死がより身近になりつつあるからなのか。自分の自殺願望を投影したひたすら退廃的で堕ちていく人間の話だと思っていたけど、自身の生活の好転とともに穏やかな作風の作品もあるのが意外だった。登場人物はどうしても太宰治自身の姿と重なる。死の匂いが強く葛藤している姿がありありと浮かんできた。生き辛かったのであろうな。斜陽、人間失格、ヴィヨンの妻と11作品連続で読めて世界観にどっぷり浸れたが、ちょっと病みそうになった・・・

  • 優希 さん

    久々に太宰と向き合うと、作品作品が巧みだと思わされます。ただ、辛い心情の中で作品を生み出しているのが刺さりますね。滅びの美学と言ってしまえばそこまでですが。

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太宰治

太宰 治(だざい おさむ) 1909年(明治42年)6月19日 - 1948年(昭和23年)6月13日

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