今読みたい太宰治私小説集 小学館文庫

太宰治

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784094070262
ISBN 10 : 4094070265
フォーマット
出版社
発行年月
2021年06月
日本
追加情報
:
365p;15

内容詳細

劣等感や不安に苛まれていた津軽での幼・少年期を描き、文壇デビュー作となった『思い出』。富士山の麓の宿に滞在し、小説家としての再生と自身の結婚を綴った『富嶽百景』。十年ぶりの帰郷で感じた故郷への思いを紡いだ『帰去来』。母危篤の報を受け妻子を連れての帰省を描く『故郷』。そして、太平洋戦争下の時局差し迫る中、仕事で旅した故郷・津軽での3週間をまとめた『津軽』。著者の体温を感じるほど人間らしい五話を収録しました。中学生作家としてデビュー、活躍を続ける現役高校生作家鈴木るりか氏の瑞々しい解説文も必読。「今」の感性で読みたい、昭和の名作私小説集です。

【著者紹介】
太宰治 : 1909年青森県北津軽郡の旧家に生まれる。本名は津島修治。東京大学仏文科中退。1935年「逆行」が第一回芥川賞の次席となり、翌年、最初の創作集『晩年』を刊行。その後も多くの作品を発表したが、1948年三十八歳で没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 優希 さん

    今の感性が読み取れる短編ばかりでした。それは太宰の思い出が描かれているからでしょう。

  • 鯖 さん

    思い出に富嶽百景に帰去来に故郷に津軽。太宰はクソクソ言ってるわりに、全部読んだことあるやつだったんだけど(津軽が一番素直で、こねくりまわしてなくて好き)、解説の鈴木るりかさんの太宰が世を去った後の「たけの悲しみと喪失感はいかばかりか」という文を読んで、そんなこと考えたこともなかったから、そうだよなあ…となってこっちまで哀しくなってしまった。太宰のたけへの思いは「坊ちゃん」の清を思い出すんだけど、あっちは逆縁じゃないもんなあ…。

  • mob さん

    ・虚飾を強いられる時代にあって、太宰は癒し。 ・同時代の異性のストイックさを前提とした、無防備で柔らかな感受性。その背景を無視し都合のよい果実だけに目をぎらつかせて文豪を見直す世情を見たら、太宰などまた入水してしまうかも。 ・この時代で女中に育てられ、別の女中に淡い初恋。思い出が色褪せない構造は、感受性が萎びてしまわない恵まれた構造と考えたい。

  • Ryoko さん

    太宰治の小説は読んだことない、か読み始めたけど途中挫折したかで読んだ記憶がない。太宰治の小説よりもその人生に興味があった。何度も自殺未遂を繰り返し、最期は心中を遂げた、その太宰治の私小説。主に生家のこと、親や兄弟との関係、母の代わりに世話をしてくれた叔母のことが書かれている。親や兄弟との関係が良好ではないことが自殺未遂を繰り返すことに繋がったのか。解説にあったが太宰治のこの一冊と言われる「津軽」。解説通りラストが良い。たけとの関係だけを書いた小説、書いてほしかったな。

  • タロウ さん

    「津軽」のみ読む。小説だと思っていたが紀行ではないかと思い、少し興味をなくしたのだが、やはり太宰は作家だけあって文章が上手いなあと思いながら読んだ。かなり速読していたが、途中で意味がわからなくなるところがほとんどなく、また文献などの紹介も分かりやすくつかえることがない。プロになるにはこのくらい文章がかけるようにならないといけないと思い知らされた。内容も地元の人との再開や兄とのやり取り、岩木川、岩木山などの自然風景の描写も巧みで惹き付けられた。特にラストのたけとの再開の場面は良かった。素晴らしい作品だった。

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太宰 治(だざい おさむ) 1909年(明治42年)6月19日 - 1948年(昭和23年)6月13日

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