そして、君のいない九月がくる メディアワークス文庫

天沢夏月

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784048655309
ISBN 10 : 4048655302
フォーマット
出版社
発行年月
2015年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
290p;15

内容詳細

その夏、恵太が死んだ。恵太といつも一緒にいた美穂、大輝、舜、莉乃たちは、そのショックから立ち直れないまま呆然とした夏休みを送っていた。そんなある日、美穂の前に現れたのは、死んだ恵太に瓜二つの少年、ケイ。「君たちに頼みがある。僕が死んだ場所まで来てほしい」戸惑いながらも、美穂たちは恵太の足跡を辿る旅に出る。旅の中でそれぞれが吐き出す恵太への嘘、嫉妬、後悔、恋心。そして旅の終わりに待つ、意外な結末とは。

【著者紹介】
天沢夏月 : 1990年生まれ。「サマー・ランサー」にて第19回電撃小説大賞(選考委員奨励賞)を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • おかむー さん

    初読み作家さんは『スタンド・バイ・ミー−青春の陰ver.−』でしたねまずまず好感触。『よくできました』。夏休みの直前に死んだケイタ。ショックから抜け出せずにいる親しかった四人のまえにケイタのドッペルゲンガー“ケイ”が現れる。ケイタが事故死した場所までの三日間の旅で、四人がケイタを軸とした嫉妬や後悔、恋愛に向き合ってゆく展開は作中でもたびたび触れられているスタンド・バイ・ミーへのオマージュなのがわかりやすい。「意外な結末」は贅沢をいえばもうちょっとグッとくる深みが欲しかったかなとは思う。じわっとは来たけどね

  • た〜 さん

    八月の終わりは〜 が良かったのでこちらも。八月ほどではないが良かった。謎の死を遂げたケイタの望みを叶えるためにケイタのドッペルゲンガーを名乗るケイに導かれて旅をする四人の友だち。ケイタの死の原因は自分にあるのではないかと葛藤する四人それぞれの視点で描かれる。伏線の張り方とその隠し方は面白かった。でもクライマックスで泣かせにきているけど、そのやり方には、物足りなさがあったかも

  • だんじろー さん

    題名に惹かれて初読み。若い作家さんにはお約束の“体言止め”波状攻撃。まあ、それはそれとして、意外性と謎の提示に傾注し過ぎて、残念ながら肝心の物語が破綻してしまった。歯切れの悪いケイの思わせぶりな行動もいただけないし、彼に振り回される仲間たちの対応も納得がいかない。警察の現場検証や、彼らを取り囲む関係者たち(親・教師・他の友人など)の反応といった、当然注目されなければならない部分にはほとんど触れられることなく、脇目もふらず半ば強引に話が進んでいく。置いてけぼり感は半端ない。

  • そのぼん さん

    何気ない一日であるはずだった。担任教師から彼の死を告げられるまではー。憔悴しきる少年少女のもとに現れたのは、亡くなったはずの彼に瓜二つの少年でした。少年と共に旅をすることになった彼らが辿り着く真実とは・・・。一人一人の心の揺れ動きがきめ細やかに描かれてすんなりとストーリーに溶け込むことができました。最後まで読んでみて、タイトルの意味も明かされていてよかったと思いました。

  • ゆんこ姐さん@文豪かぶれなう さん

    仲良し五人グループの一人、ケイタが、その夏休みの直前、死んだ。理由もわからずに。幼馴染のミホ、同じ陸上部のシュン、バレーボール部のタイキ、クールビューティ、リノが喪に服す中、現れたのはケイタそっくりの、自分をドッペルゲンガーだというケイ。幽霊のような彼は、ケイタの願いを叶えるため、一緒にケイタの死んだ場所へ来て欲しいという。車も電車も乗れない系に付き合い、歩きでその場所を目指す四人。引き合いに出されるスタンドバイミー。その意味が明かされるのは最後。

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