ICU/CCUの薬の考え方、使い方 ver.2

大野博司

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784498066632
ISBN 10 : 4498066634
フォーマット
出版社
発行年月
2015年12月
日本
追加情報
:
865p;21

内容詳細

ICU/CCUで頻用される薬剤の使い方を中心に、著者が日々の臨床で培ったクリティカルケアの技術、経験をまとめた好評書の改訂版がついに登場! 新章の書きおろし、新規薬剤・文献のアップデート、新規付録「クリティカルケアで重要な薬物相互作用」の追加など、大幅な改訂作業によって旧版の倍、800ページ超の大ボリュームとなりました。医師、看護師、コメディカルのスキルアップに役立つ内容が満載です。

出版社コメント
はじめに

2011年「ICU/CCUの薬の使い方,考え方」初版が世に出て,多くの方々に読んでいただき,新たな出会いもあり自分自身たくさんの扉を開いてきました. 医師10年目,ICU 5年目として30代半ばのそのときの勢いだけで作った単著だったため,その後読み直してみると足りない部分や書き尽くされていない部分が気になっていました.そして2015年までの約5年間に,国内で使用可能となった新規薬剤が何種類かあります.また自分自身,心臓血管外科術後を含めた術後管理および内科系多臓器不全ケースのケアに多数関わるようになり,日々のクリティカルケアの現場で使い方が変わった薬剤があり,循環・呼吸を含めた全身管理の考え方も変わってきました.
第2版は全身アセスメントを含む全身管理全般(輸液・人工呼吸器・栄養など)においてすべての面で見直すとともに新規薬剤追加と新たに2章(第14章 内分泌・抗炎症薬,第15章 気管支拡張薬)を付け加え,薬物相互作用の表を追加し,参考文献を最新のものとしました.前著同様,国内の一般市中病院でのICU/CCUで使用する薬剤について呼吸・循環管理を中心とした全身管理の中で,可能な限り病態に合わせて使用できることを目標にしています. レジデント,クリティカルケアナースの初心者にとってはクリティカルケアの導入として,そしてベテラン医師,ナース,コメディカルのみなさんには日々の臨床の確認として本書が役に立てばと思います.
この第2版も,日々の臨床現場でのプラクティスと,クリティカルケアでの重症患者ケアにベッドサイドで8時間3交代制で24時間365日支え続ける当院のICU/CCUナース向けに行ってきた月1,2回の定期的な勉強会が本書の根幹となっています.また,縁あって2013年から行っている大阪府看護協会救急看護認定看護師教育課程での臨床薬理学の講義でのナースからの多くの質問・疑問も本書改訂に大きな役割を果たしました. 臨床医としての15年間とクリティカルケアの現場に飛び込んだ10年間の中で実践してきたこと,そして執筆中に考えたことを本文および一部脱線するもののコラムに書き綴ってみました.前著同様,本書を手にしたあなたにとって,このささやかな本が今まで以上に日々のクリティカルケアでの診療に役に立ち,ひいては目の前の患者さんの改善につながることを祈って.

2015年11月
大野博司

【著者紹介】
大野博司 : 2001年千葉大学医学部卒業。2001〜2003年麻生飯塚病院研修医。2003〜2004年舞鶴市民病院内科。2004年米国ブリガム・アンド・ウィメンズホスピタル感染症科短期研修。2004〜2005年洛和会音羽病院総合診療科。2005年〜洛和会音羽病院ICU/CCU、感染症科、総合診療科、腎臓内科、トラベルクリニック。現在、ICU/CCUでの内科系多臓器不全患者と心臓血管外科を含む術後患者の呼吸循環管理・急性血液浄化療法を中心にして、一般内科外来、感染症特殊外来をこなす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • かみいし さん

    本書なしでICU研修をしていたらどうなっていたのか全く想像すらできないほど色々な場面で読み、アセスメントや上級医との議論の参考にした。 私見やローカルルールがそうとわからない状態でたくさん混ざってしまっているという批判もあるが、研修医としては具体的な症例が頭に浮かびやすくなり、読みやすくよかった。 ICUローテ前に通読しても良い一冊。

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人物・団体紹介

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大野博司

2001年千葉大学医学部卒業。2025年兵庫医科大学社会医学データサイエンス部門。京都医療センター救命救急科非常勤、医誠会国際総合病院集中治療科非常勤、龍ケ崎済生会病院救急科非常勤、株式会社Vitaars非常勤など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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