ピルグリム・ファーザーズという神話 作られた「アメリカ建国」 講談社選書メチエ

大西直樹

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062581318
ISBN 10 : 4062581310
フォーマット
出版社
発行年月
1998年05月
日本
追加情報
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19cm,218p

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読書メーターレビュー

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  • サアベドラ さん

    アメリカ建国物語の一コマとして理想化されているピルグリム・ファーザーズとプリマス植民地の実際の姿と、それがアメリカ史の文脈のなかで神話化していく過程を史料や文学作品を用いて描き出し、さらにそのような「神話」を必要としたアメリカ人の精神性に迫る。ちょっと実証が弱い気もするけど、論旨が明快でよく書かれている。それにしても、「感謝の日」が11月の第四木曜日に制定されたのは20世紀に入ってからで、それも年末の消費拡大を見込んだ経済的理由からというのは、あまりにも身も蓋もなくて笑ってしまう。

  • 陽香 さん

    19980510

  • の さん

    1620年にマサチューセッツ近郊に上陸したイギリス人のピューリタン一行が、宗教的理想を求める故に自らを「神話」と称する。建国の父祖たち(Founding Fathers)もそうですが、アメリカ合衆国が「国王の存在しない共和国家」でいることは、即ち何かしらの形で「神」の代替物を作り出さなくてはならないということ。演説一つ取ってみても、ワシントンからオバマまで合衆国の「神話」に触れない大統領(並びに政治指導者)はいない。合衆国の歴史文化の根幹の部分の記憶として覚えておきたい。

  • call さん

    ピルグリム・ファーザーズとは本来メイフラワー号に乗り、プリマスに植民地を築いた人々を指す。現代のアメリカにおいてピルグリム・ファーザーズとはあたかも合衆国のルーツであり道しるべであるかのような言い方がされる。しかし本来のプリマスはマサチューセッツ植民地に吸収された弱小植民地であった。にもかわららずアメリカの精神に大きな影響を及ぼすに至るまでどのような過程を経たのかという本。豊富な資料と分かりやすい論旨で理解しやすかった。

  • かろりめいと さん

    日本にとって必要不可欠な国であるアメリカの原点がわかります。面白かった。

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