新選組 「最後の武士」の実像 中公新書

大石学著

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784121017734
ISBN 10 : 4121017730
フォーマット
出版社
発行年月
2004年11月
日本
追加情報
:
18cm,308p

内容詳細

新選組はどのような集団で、いかなる歴史的位置を占めていたのか。近藤勇らが幕末の京都で活躍できた政治基盤や、近代性・合理性といった組織としての先駆的性格に着目しつつ、各種資料を丹念に検証する新選組全史。

【著者紹介】
大石学著 : 1953年(昭和28年)、東京都に生まれる。東京学芸大学卒業。同大学院修士課程修了。筑波大学大学院博士課程単位取得。徳川林政史研究所研究員、日本学術振興会奨励研究員、同特別研究員、名城大学助教授などを経て、現在、東京学芸大学教授。専攻、日本近世史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ジュンジュン さん

    新選組のイメージ〜剣に生きた剣客集団、幕府に殉じた最後の武士〜を刷新し、組織の実態を描く。他のレビュアーさんの「ラストサムライではなく、ファーストミリタリー」は、著書の主旨を見事に言い表していると思う。多くの犠牲を払いながらも、同志的結合から近代的な組織化へ、また、装備の西洋化も進める。それも新選組が特別だったわけではなく、所属する幕府軍全体の方針の一環として実施された。著者の主張は一貫していて分かりやすい。

  • おMP夫人 さん

    中公新書らしい無難というか堅実なまとめられ具合に安心感を持つ本でした。英雄的に煽ることなく浪士組から函館戦争までの軌跡が淡々と紹介されています。そこに物足りなさを感じる人もいるでしょうが、初めて新選組に触れる人はもちろん、一通り関連書籍を手にした人がおさらいする時にもちょうど良い内容だと思います。特に目新しい記述はない本ですが、他の新選組本では扱いの大きくない幕府と多摩地域の関係にも多くのページが割かれているのは珍しいと思います。開府以来の密接な結びつきが近藤勇らの徳川への忠誠心の源流だと再確認しました。

  • ごん さん

    意外と新選組に関するまとまった著作を読んだことがなかったので読んでしまいました。時代の流れのなかで生まれた新選組ですがあらゆる意味で封建制の枠から外れた組織だったようです。身分制や地域性の観点からも規格外ですし最後は刀から銃に武器を変えてしまいました。さて近藤も土方も幕末という動乱の時代に生まれてなかったら普通の市井の人で一生を終えたのでしょうね。まったく生まれ落ちる時代と場所は重要。短く雄々しく生きた彼らの人生は現代の我々にも心響くものがあります。ただその人生を真似するのは難しいのでしょうけど。

  • 眉毛ごもら さん

    大河の新選組の考証をされていた方の本。なお大河は未見。中学時代に新選組にハマったものの田舎者ゆえの資料のなさから放置プレイしていた新選組を改めて復習するには大変良い本!最後の武士としてのイメージが強い新選組だが土方さんの洋装の写真の如く西洋化していく様が書かれており決して時代遅れや時代錯誤の集団ではなかったのだと言うことが多くの資料をもとに書かれていた。巻末の出典や参考資料が大変詳しく手に入りそうなものもあったのでいずれ読んでみたい。なお、刀的な記述は少ないので審神者はそこらへんは期待してはいけない。

  • まっさん さん

    新選組を軸にした幕末の歴史を概観するには良書である。 先日聴いた著者の講演では、ラストサムライではなく、 ファーストミリタリと言われており、その端緒が伺える。

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大石学著

1953年生まれ。筑波大学大学院博士課程単位取得満期退学。現在、東京学芸大学名誉教授

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