北の狩人 上 幻冬舎文庫

大沢在昌

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784877287610
ISBN 10 : 4877287612
フォーマット
出版社
発行年月
1999年08月
日本
追加情報
:
16cm,350p

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読書メーターレビュー

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  • W-G さん

    10数年ぶりの再読。漫画チックな設定で、出だしのつかみはバッチリ。たしか新書版では一冊だったものが、文庫では分冊されて、上巻はなかなか良いところで終わる。梶の性格が爽やか過ぎて"狩人感"があまりないことと、その正体に捻りが無さすぎるのは気になる。ここがあまりハードボイルドになり切れない分を、脇を固める準レギュラー陣で補っている。分かりやすい熱血善玉主人公すぎて、内面を掘り下げづらい梶のキャラクターならば、もっとアクションを増やして、もっと超然とした強さを持っていても良かったかもしれない。

  • nakanaka さん

    先に「砂の狩人」を読んでしまっていたので多少の失敗を感じるかと思いきや全くの杞憂でした。二作目でも登場した佐江が出てくるだけで主人公自体はその都度変わるのかな。狩人シリーズは佐江が裏主人公という設定みたいですね。東京新宿で十年前に潰れた田代組という暴力団を調べ回る秋田県警刑事の梶。捜査が進むにつれて明かされていく真実。面白過ぎます。下巻が楽しみてす。

  • はつばあば さん

    今まで読んで無かったなんて、もったいない事をした。いやいや老いたればこそ若い梶君に胸キュンとなり、中年の冴えない佐江にも愛い奴じゃとも思える。秋田のマタギ精神を新宿に持ってくるなんてイケてますやん(*^_^*)。と、若いつもりで感想を書いてみた。どちらかと云うと味のあるのは宮本でこちらの方が好きだが、まぁ主人公をたてて。

  • はにこ さん

    初読みの作家さん。田舎から出てきたただの青年かと思っていたら、東京で殺された父の事件を探るためにやってきた秋田県警の刑事。ヤクザが絡んでいる事件。新宿の警察とも連携をとりながら捜査するがなかなか真相に辿りつけない。ヒロインはませた女子高生。時代を感じる描写があるものの、惹き込まれた。下巻へ。

  • ケロリーヌ@ベルばら同盟 さん

    もんでんあきこ氏によるコミカライズの美しい絵に惹かれ、初めて大沢在昌氏の作品を手にした。食物連鎖、弱肉強食。一見凪いだように見える大海の、波の下には、ありとあらゆる欲望と暴力の闇が渦巻く街、新宿に、北の狩人の精神を澄んだ瞳に宿した若者が分け入る。アンダーグラウンドを舞台としたハードボイルドとの惹句に、戦々恐々としていたけれど、端正な筆致、魅力的な登場人物に惹き込まれた。

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人物・団体紹介

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大沢在昌

1956年愛知県生まれ。慶應義塾大学中退。79年『感傷の街角』で第1回小説推理新人賞を受賞しデビュー。91年『新宿鮫』で第12回吉川英治文学新人賞および第44回日本推理作家協会賞長編部門、94年『新宿鮫 無間人形』で第110回直木賞、2004年『パンドラ・アイランド』で第17回柴田錬三郎賞、10年第

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