ベストSF2022 竹書房文庫

大森望

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784801932128
ISBN 10 : 4801932126
フォーマット
出版社
発行年月
2022年08月
日本
追加情報
:
456p;15

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

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  • yamatoshiuruhashi さん

    流石、大森望。なかなか面白いものを集めてくる。とは言え、一人の作家の短編集ではないので好みが分かれるところもある。私一人が読んでも個人的に好みが分かれるように、編者は幅広く新しいSFを読み撰んでいるわけで、SF界への貢献は大きい。大森望は現代SF界の紀貫之だ。私の好みは、滑りまくる漫才コンビの滑る理由を科学的に説明しつつ、その二人に笑い死にする伝染病から世界を救わせる「絶笑世界」(十三不塔)と「百年文通」(伴名 練)。特に後者はジャック・フィニィの「愛の手紙」のオマージュで懐かしさも伴う。

  • 塩崎ツトム さん

    【酉島伝法】おふとんくんよりも明らかにやばい労働環境を当たり前に受け止めているホモサピの方が怖かったゾ。【十三不塔】身体には気をつけてくださぁい 大変なんすからもう【円城塔】This is an Ex-parrot!【鈴木+山本】二度読んでも面白い。【伴名練】読んでてすんげー照れ臭かった。 それと毎年、末尾の「SF概況」で悶絶する。「あああ他の人はこんなに色んなアイディアの引き出しがあるんだうらやましい」っていう感じで。

  • かとめくん さん

    現実の読書世界からどんどん取り残されていく自分の唯一の救いがアンソロジー。巻末のSF概況と合わせ、もう少し頑張ってみようと思わせてくれるのです。「カタル、ハナル、キユ」「電信柱より」「百年文通」が良かった。全く違う形でそれぞれの愛を語っていて。

  • 緋莢 さん

    2021年(月号・奥付に準拠)に発表されたSFの短編から、編者がベストだと思った10編が収録されています。序で書かれていますが、新人多め、しかも単独著書のない作家が約半数とのこと。これは、同じく2021年に出た伴名練 編『新しい世界を生きるための14のSF』、井上彼方 編『SFアンソロジー 新月/朧木果樹園の軌跡』も同じ傾向らしいです(続く

  • ふりや さん

    大森望さん編纂の日本SF年間ベストアンソロジー第三弾。2021年に発表されたSF作品の中から10篇を収録。常連の円城塔さんや伴名練さんをはじめ、既読のものも含めてどの作品もとても楽しめました。なにより、ずっと読みたかった酉島伝法さんの『もふとん』が収録されているのが嬉しい!カヤヒロヤさんのカバーイラストも例年と比べて可愛らしい雰囲気で、こういう感じも好きです。印象に残ったのは、酉島伝法さん『もふとん』溝渕久美子さん『神の豚』十三不塔さん『絶笑世界』坂崎かおるさん『電信柱より』伴名練さん『百年文通』など。

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大森望

1961年生、京都大学文学部卒 翻訳家・書評家

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