基本情報
内容詳細
古代以来、西洋音楽理論史の中で数学は中核的な役割を果たしてきた。本書では、自然観に大きな変革が生じた16・17世紀を中心に、音楽と数学の関係の展開を追いつつ、音楽を聴く主体の感性的判断の位置づけを分析。知性・理性の対象だった音楽が、感覚・感性の対象と見なされていく過程を精緻に読み解く。
目次 : 序論 数学的音楽理論とはなにか/ 第1章 ザルリーノにおける数学的音楽理論の伝統と言葉の音楽的表現/ 第2章 ザルリーノの数学的音楽理論における幾何学の役割/ 第3章 ヴィンチェンツォ・ガリレイのザルリーノ批判/ 第4章 ケプラーにおける協和音の問題/ 第5章 デカルトの音楽論における協和音の「完全性」と快/ 第6章 協和音の機械論的規定―ガリレオにおける物理学的音楽観/ 第7章 魂の計算による感覚的認識―ピエートロ・メンゴリの音程知覚論/ 第8章 「実践」された数学的音楽理論―トマス・サモンの純正律ヴァイオル/ 結論
【著者紹介】
大愛崇晴 : 富山県出身。1999年東京大学文学部(美学芸術学)卒業。2005‐2006年イタリア政府奨学生としてボローニャ大学留学。2009年東京大学大学院人文社会系研究科博士課程(美学芸術学)修了。博士(文学)。東京大学大学院人文社会系研究科助教を経て、同志社大学文学部美学芸術学科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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