開高健短篇選 岩波文庫

大岡玲

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784003122112
ISBN 10 : 4003122119
フォーマット
出版社
発行年月
2019年01月
日本
追加情報
:
568p;15

内容詳細

デビュー作、芥川賞受賞作、ヴェトナムでの戦場体験や阿片吸引をモチーフにした中期の傑作、病と闘いつつ死の直前に書き遺した絶筆―。開高健の創作の原点である珠玉の短篇十一篇を精選。

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 藤月はな(灯れ松明の火) さん

    新潮社での『パニック・裸の王様』で読んだ作品、多し。「なまけもの」の現状に適応できない自分への惨めさや軽蔑していた相手の方が上手・若しくは高潔だったという事実に打ちのめされる描写が時を超えても身近だ。だからこそ、そこから思い知らされた失望が生々しい。そしてベトナムでの生活を描いた短編集が素晴らしい。特に阿片を吸っても思ったような、幸福感は得られないという「飽満の種子」の虚無から得た確信が跡を引く。

  • ドラマチックガス さん

    面白いけど、重い。年度末年度始めの疲弊した頭にはきつく、一時中断。再開しどうにか読み終える。全般にとにかく「臭い」。臭いの描写がとにかくお見事だった。現代に表れたら、非難轟々になってしまうのかな。痛烈な天皇批判、戦場ルポ(しかも一時行方不明)、明示はされていないけれど買春(少女を含む)を匂わせる描写…ただやはり、説得力、重みは桁外れ。解説で、開高健の戦場ルポに対し三島由紀夫が「想像で書いたなら立派だけど実際にみてきたならそれは作家のやることではない」みたいな批判をしていたことを知り、こちらも目からウロコ。

  • みわーる さん

    ほとんどの作品が、人生のどこかで読み、吸引し、呑み込んだはずの短篇だったが、それでも読書中になんどもうめいた。熱を発して、血が踊る。行に走るエネルギーにぶっ倒される。ああ、開高サン、愛していますー。

  • ぷるいち さん

    面白いが、さすがに古い。若い時の作品は精緻ながら、テーマや展開が結構ベタで驚いた。なんというか、ドラマの筋書きっぽい。昭和っぽい。 ベトナムに渡ったあとのエッセイの方が何倍も面白くて、特に大富豪と釣りに行く「貝塚をつくる」が白眉。

  • Mark.jr さん

    エッセイやルポルタージュと小説・フィクションの境界が失くなっていくベトナム戦争もの以降作品の方が圧倒的良いというか、自分好みなのですが。こういう作家の変遷が分かるところが、短編選集みたいなものの良さですね。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

大岡玲

作家。東京経済大学教授。1958年、東京都生まれ。東京外国語大学大学院ロマンス系言語科修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品

この商品が登録されてる公開中の欲しい物リスト