猫弁と狼少女 講談社文庫

大山淳子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784065368732
ISBN 10 : 4065368731
フォーマット
出版社
発行年月
2024年09月
日本
追加情報
:
352p;15

内容詳細

累計50万部突破、大人気「猫弁」シリーズ最新作!

冴えない容貌、天才的な頭脳‥‥自分のことは後回しで人の幸せを第一に考える稀代のお人好し弁護士、百瀬太郎。
婚約者である大福亜子と同居中で、幸せをかみしめている。
猫がらみの脅迫事件の依頼を受けて調査中、未成年者略取の疑いをかけられて留置場に!
当番弁護士の、「透明人間」こと沢村透明以外との面会を断り、事件については黙秘を貫く百瀬。

警察から連絡ももらえず蚊帳の外に置かれた亜子は、百瀬を信じ切れるのか。
振り切った亜子がとった行動とは。

沢村透明のもとに武者修行に出ていた縁から一緒に百瀬のために奔走する直は、そのなかで自らの進む道を見つける。
七重と野呂は相変わらずの賑やかさで百瀬を信じ、支え、事務所を守っている。

百瀬は留置場でも法律相談会を開いている。
そして自らの過去を振り返る。
【百瀬太郎】という人間は、どうやって形成されたのかーー「猫弁エピソード0」とも言える作品です。

今まで「猫弁」を読んだことがない人でも大丈夫!
今作からでもお楽しみいただける、そんな優しくあたたかい作品です。


【著者紹介】
大山淳子 : 東京都出身。2006年、『三日月夜話』で城戸賞入選。’08年、『通夜女』で函館港イルミナシオン映画祭シナリオ大賞グランプリ。’11年、『猫弁―死体の身代金』にて第三回TBS・講談社ドラマ原作大賞を受賞しデビュー、TBSでドラマ化もされた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • こうちゃん さん

    人を信じるって、難しい。 無条件に信じられる人になるのは、途轍もなく難しい。 今回も勿論、良本でした。

  • ぺぎら さん

    僕が宇宙一優しいと思う男、猫弁こと百瀬太郎。だって、お人よしの限度を超えたら逮捕するという法律が欲しいって言われるんですよw今回も良かった!物語の1行目の伏線の回収がえぐいこと、えぐいこと!僕が気になったことを箇条書きにするので読んだ時にここか!!って思ってくれたら嬉しいです。『憲法二十四条一項』『わたしはあいつが大嫌いだが、あいつを選んだお前のことは天晴れだと、感心していたんだぞ。がっかりさせるな』『幸福な敗北感』『亜子の決意』『狼少女』『ひまわり』そして、先程書いた物語の1行目。泣けるぜ!猫弁!

  • hydestar さん

    個人的に前作(幽霊屋敷)から時間が経ったので、前作を読み直してから続けて今作を読みました。凄く良い。もちろん面白さもあるが、やはり「暖かいな〜」というのが一番の感想。全ての登場人物に愛着が持てる。亜子のお父さんの言葉には思わず涙腺が。。。ずっと読んでいたい作品です。登場人物の「こっちのさとる」、読めば分かる!

  • みかりん さん

    やはり、百瀬先生は、賢すぎる。しかも、賢いだけでなく、みんながウィンウィンとなるように考えるなんて!冬月家の問題も解決できたし、よかった。 そして、亜子さんとの結婚!亜子さんが、百瀬先生に啖呵を切ったくだりは、笑ってしまいました。お二人ともお幸せに。

  • バジル さん

    猫弁かつてない大ピンチ!そしてこんなにも有能で優しい彼なのに、家庭人としては全くダメダメなのも発覚。だけど彼を信頼する人たち、とくに大福さんに救われてハッピーエンド涙。今回もいいお話でした♡

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大山淳子

東京都出身。2006年、『三日月夜話』で城戸賞入選。’08年、『通夜女』で函館港イルミナシオン映画祭シリナオ大賞グランプリ。’11年、『猫弁〜死体の身代金〜』にて第三回TBS・講談社ドラマ原作大賞を受賞しデビュー、TBSでドラマ化もされた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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