キャラクター小説の作り方 講談社現代新書

大塚英志

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784061496460
ISBN 10 : 4061496468
フォーマット
出版社
発行年月
1970年01月
日本
追加情報
:
309p;18

内容詳細

漫画も映画も純文学も「キャラクターをどう動かすか」がわかれば誰にでも作れる。本書では自作や名作を解剖しつつ、物語の作り方を教える。一番新しい文学入門書であり、本気の文芸批評の書。

【著者紹介】
大塚英志 : 1958年東京都生まれ。筑波大学卒。まんが誌のフリー編集者、まんが原作者、評論家、小説家として活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • サイバーパンツ さん

    キャラクター小説、所謂ライトノベルの創作論。オリジナリティは過去の作品からの盗みや「パターン」の発見、昔話・民話や神話などを参考とした「お話の法則」などから成り立っており、決して無から生み出せるものではない。世界観は現実や日常をズラすことであり、またその細部にテーマを宿らせなければならない。というように、自分の書きたいことをまとめるための思考法や創作にあたっての最低限度の作法など実践的な内容が書かれている。単に小説の構造の解説に終わるのでなく、その構造を構築するための方法を示しているところに好感が持てた。

  • ヴェルナーの日記 さん

    本作は、小説のハウツー本というよりも、著者の日本文学における文学批評論。日本の近代文学は、私小説が主流を占めているが、実は、突き詰めていくと、著者の述べるキャラクター小説(ジュブナイルとか、ライトノベルなど)と同じであるということを論説した作品。大まかに括ってしまえば、どんな小説であろうと、キャラクター小説になってしまうが、私見では、これも大まかであるが、視点の違いよって、私小説と、その他の小説の違いが有るのではないかと思う。さらに日本における私小説は、著者自身の内・外面的体験に基づいているのが特徴的だ。

  • Takayuki Oohashi さん

    大塚さんにハマるきっかけになった本です。最初は何のことはなく読んでいたのですが、TRPGの創作論の話になった時、食いついてしまいました。ゲームマスターとプレイヤーの視点で小説を考えるという論には脱帽です。この本以来、大塚さんの独特の論に惹かれるようになりました。東浩紀さんや宇野常寛さんというような論者もこの本が無ければ、読まなかったと思います。

  • misui さん

    大塚英志の本って内容の重複が多いなぁ…というのはさておき、キャラクター小説(今だとライトノベルか)を作るハウツーと、キャラクター小説が成立する諸条件を言文一致体の誕生にまで遡って考察していく。やはり面白いのは氏のテーマである「死なない身体」を取り上げてキャラクター小説のリアリズムを検討する段で、いかにキャラクター小説において死を描くか、あるいは戦争を、現実を描くかという問題にまで進む。このあたり、そもそも言語・記号を使って現実を描くとはどういうことだろうとぼんやり考えている自分には興味深かった。

  • くらげ@ さん

    (☆☆☆☆)表題以上に小説について書かれた一冊。オリジナリティとは何か、キャラクター、世界観とは・・。作品の作り方だけでえなく、価値観などについても考えさせられる。なるほどなぁと思いながら読ませてもらいました。木更津キャッツアイが優れたドラマであるそうな。見ていなかったけれどその背景にあるものに興味を持ちました。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

大塚英志

国際日本文化研究センター名誉教授。研究者としての専門領域は戦時下大衆文化研究。まんが原作者としても知られる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

プロフィール詳細へ

アート・エンタメ に関連する商品情報

おすすめの商品