やさしさをください 傷ついた心を癒すアニマル・セラピー農場

大塚敦子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784265042982
ISBN 10 : 4265042988
フォーマット
出版社
発行年月
2012年11月
日本
追加情報
:
170p;22

内容詳細

虐待やいじめによって傷ついた子どもたち。かれらは、動物たちとふれあい、世話をしていく中で、命の大切さや「やさしさ」とは何なのかを学んでいった。子どもたちの心を癒し再生していく、「わすれな草農場」での日々を丹念に追ったノンフィクション。

目次 : 第1章 わたしを置いていかないで(アンという少女/ バイク・ショップ ほか)/ 第2章 やさしくすることを学ぶ(生きものも、生きていないものも、大切にする/ やさしくするって、どういうこと? ほか)/ 第3章 子どもが子どもでいられる場所(子どものための緊急シェルター/ 動物のぬくもりを求めて ほか)/ 第4章 ありのままのわたしを受け入れて(特別支援校ノース・バレー学園/ みんな虫が大好き ほか)/ 第5章 回復する力(メンターリング・プログラムを手伝う/ 子猫の養育プログラムにチャレンジ ほか)

【著者紹介】
大塚敦子 : 上智大学文学部英文学科卒業。フォトジャーナリストとして、パレスチナ民衆蜂起、湾岸戦争などの国際紛争を取材。1992年以降は欧米を舞台に、死と向きあう人びとの生き方、自然や動物との絆を活かして人や社会を再生する試みを取材している。『さよならエルマおばあさん』(小学館)で、2001年講談社出版文化賞絵本賞、小学館児童出版文化賞を受賞。『平和の種をまくボスニアの少女エミナ』(岩崎書店)が2008年青少年読書感想文全国コンクール小学校高学年の部の課題図書に選定(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同) さん

    アメリカ・カリフォルニアのサンタローザという町にある動物愛護団体・ソノマ・ヒューメイン・ソサエティの一部に「わすれな草」という農場があり、そこには様々な事情を抱えた動物たちが保護されており、動物たちと触れ合うことで同じように傷付いた子どもたちの心の回復を手助けしています。これはそんな子どもたちのことを取り上げたノンフィクションです。動物と触れ合うことで少しずつ優しさを取り戻していく子どもたちの様子が手に取るように分かりました。日本にもこういった場所があればいいのにと願わずにはいられませんでした。★★★★

  • joyjoy さん

    虐待やネグレクトを受けて保護された動物たち。同じようにいじめや虐待で傷ついた子どもたち。彼らをつなぎ、見守る市民団体の人たち、先生、ボランティアの人びと。そのみなが、関わりをとおして、癒され、学び、成長していく。写真もとてもすばらしい。このような活動を次々と紹介してくれている著者に感謝。

  • tellme0112 さん

    いい本でした。本棚に置いておきたいなあ。

  • とも さん

    事情を抱えて傷ついた子どもが動物と触れ合う事で成長していく姿が 大塚さんの静かな語り口で紹介されています。淡々としている分、見つめる目の強さが伝わってくる気がします。 人も動物も問題を抱えているので難しい事も多く、試行錯誤しながら活動している事がよくわかります。 志を強くもたないととてもやっていけないでしょう。 タイトルの「やさしさ」というのは主に動物の優しさをさしていると思うのですが、こんな風にきびしくもまっすぐに「やさしく」できたらいいのになと思いました。

  • ようこ さん

    虐待に傷ついた子どもと動物、両方をお互いにせっすることで救う画期的なわすれなぐさ農場についてのドキュメンタリー。日本で同じようなことをしようとしても資金的、社会的背景の違いから難しいかもしれないが、とりあげられているこどもたちの様子に日本でもなにか見習えることがあるのではないか、という気持ちになる

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大塚敦子

上智大学文学部英文学科卒業。パレスチナ民衆蜂起、湾岸戦争など世界各地の紛争取材を経て、困難を抱えた人を支える自然や動物との絆などについて執筆。写真絵本『さよなら エルマおばあさん』(小学館)で、2001年講談社出版文化賞絵本賞、小学館児童出版文化賞受賞。『平和の種をまく ボスニアの少女エミナ』(岩崎

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