くそじじいとくそばばあの日本史 長生きは成功のもと ポプラ新書

大塚ひかり

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784591173336
ISBN 10 : 459117333X
フォーマット
出版社
発行年月
2022年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
190p;18

内容詳細

歴史を動かした、したたかな老人たちがいた―!!政治家、芸術家、実業家など、長生きして成功をつかんだ歴史上の人物たちの知られざるエピソードを紹介!痛快日本史エッセイ、第2弾!

目次 : 「長生き」は最高の政治戦略だ―家康があと一年早く死んでいたら徳川政権はなかった/ 卑弥呼はばばあだった?―七十代後半で政権トップに君臨していた推古天皇と蘇我馬子の爺婆コンビも/ 鎌倉初期、一族を繁栄・安泰に導いた女地頭がいた―九十一歳まで生きた、源頼朝の乳母・寒河尼(寒川尼)/ 本格始動は六十代後半以後、安倍晴明―日本最強の陰陽師の老獪さ/ 不安じじい藤原定家と『百人一首』の謎―病苦が大業を成す後押しをした/ 結局、最後に勝つのは長生き―「天皇の父」となったダークホースじじい後崇光院の逆転人生/ 憎悪を吐き出し、老い支度―七十に及んで『三河物語』を書いた大久保彦左衛門の恨み節/ 恋もファッションも年甲斐なくて幸せなばばあ―六十近くで二十歳そこそこの若者たちとセックス/ 世界でもまれな爺婆の色事を描いた江戸の春画―長生きすればカップルも楽しい/ 伊能忠敬の遅咲き人生―隠居後、諸国巡りで地図作りの大仕事〔ほか〕

【著者紹介】
大〓ひかり : 1961年生まれ。早稲田大学第一文学部日本史学専攻卒業。古典エッセイスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • びっぐすとん さん

    図書館本。前作に引き続きくそじじいとくそばばあが大活躍。最近は「人生100年」と言われるが、正直「これからまだ50年近く生きるなんて気力体力に不安しかない」と思うが、医療も栄養も不十分な昔でも長生きしたゆえに歴史に名を残すことが出来た人、老いてなお活躍した人など「長生きしたもの勝ち、長生きも悪くない」と思わせるエピソードの数々。みんなすごいな。とはいえ老いの悲しみ、苛立ちは今と変わらず、「老害」と下の世代から邪険にされるのも同じだなあ。高齢社会日本、くそじじいとくそばばあばかりの国になっていくのかなあ。

  • みいやん さん

    返却日の関係で第2弾から読む。この場合の「くそ」はほめ言葉だそうだ。

  • めえめえ さん

    第一弾は未読。長生きをするといいこともあれば悪いこともあるのは今も同じだけど、昔の人は今よりは短命だったので、長生きをすることで功績を残した人たちもいるということ。定家の出世欲が意外だったのと、馬琴は嫌な爺さんだな…

  • FFM さん

    長生きすることによって歴史に名を残すことのできた爺婆。前作も読んでみたいと思います。

  • ユウティ さん

    愛すべきくそじじい&くそばばあ。新書だからか少し堅かったかしら。これでもかと色んな長生き人生が紹介されている。1/3位までは単純に長生きによって人生やらお家やらが繁栄したというような話。それから、歳をくってもやたら心の幸せな人や、逆に拗らせて面倒くさくなった話などで、こちらの方が読んでいて楽しかった。中にはじじばばの春画が縁起物として扱われていたとか、楽しいじじいなんかも登場してこれまた面白かった。健康な体、教養、運、さらに野心も持ち続けた凄い人たち。でも家族とか部下はどう思っていたのだろ?

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大塚ひかり

1961年生まれ。早稲田大学第一文学部日本史学専攻卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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