女性たちの戦争 コレクション 戦争と文学

大原富枝ほか

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784081570140
ISBN 10 : 4081570140
フォーマット
発行年月
2011年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
697p 19cm(B6)

内容詳細

戦後世代が次代に継承すべき遺産として、新たな視点に立って精選した平成版・戦争文学アンソロジー。本書は「女性たちの戦争」。“銃後”という名の戦場を生き抜いた人々の姿を描く。

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ミーサ さん

    新聞で三浦しをんさんが薦められていたので読んでみた。作家の違う、戦中を描いた27作品が載っている。この本はどれも非戦闘員(女性・子供・兵士でない男性)が主人公。たとえ戦場でなくても、戦時に起こっていたリアルで息苦しい日常が描かれている。その時代に生きていたからといって、世の中の全てがわかっている人間などいないし、庶民などは流れに巻き込まれるしかない。それは現代でも同じではないのか。かなり読み応えはあった。

  • jinginakineko さん

    「銃後」と呼ばれた、戦場にはいなかった人々―女性、子ども、外国人たちの戦争を描く。戦場とは違う種類の過酷さが語られる。引揚船で孤立する母親が追い詰められてゆく『襁褓』、軍国主義の教師に学童が痛めつけられる『ぽぷらと軍神』、花岡鉱山の中国人捕虜脱走を描く『見よ落下傘』など、いずれも重く胸に残る。ことに心に引っ掛かったのは田辺聖子『文明開化』。突然降ってきた民主主義に右往左往する人々がユーモラスに描かれる…と思いきや、ラストで天皇へ向けた亡者たちの怨嗟の叫びに戦慄させられた。戦争は兵士たちだけのものではない。

  • miho さん

    以前、三浦しをんが戦争をマイペースに考え続けるのにはこのシリーズがいいと書いていたので、夏がくるたびに読んでいこうときめた。女性、子供、外国人といったいわゆる兵士ではない人たちの戦争の話。庶民の暮らしが戦争によってどうなったのかがよくわかる。向田邦子の泣き笑いのようなペーソスにあふれる最後の晩餐、実話をもとにした「見よ落下傘」「裸の捕虜」、ひきあげ船でのみじめさを描いた藤原ていの作品は忘れられないインパクトがある。

  • てまり さん

    今回は非戦闘員がテーマで、(比較的)無力なものが主人公ってことでいつもよりさらに鬱度が高かった。「ぽぷらと軍神」「見よ落下傘」のショッキングな描写が特に痛かったなぁ。テーマ通り女性が主人公のものは、やはり戦争との距離を感じた。

  • あわせみそ さん

    女性たちの戦争と銘打ってあるが、女性が主軸、主体、女性によって書かれた作品は前半だけで、後半はとくに外国人捕虜の話でもあって興味深く面白い作品だったが、もはや女性は関係なくて少し残念。なんだか散逸的な編集の印象です。 第1部の戦時中の翼賛的な女性作家の作品は目にすることが少ないので、貴重な記録として読みました。

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