箱根駅伝を超えようとした幻の「能登駅伝」

大久保英哲

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784890107421
ISBN 10 : 4890107428
フォーマット
出版社
発行年月
2019年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
270p;18

内容詳細

日本学生三大駅伝とは「箱根駅伝」「伊勢駅伝」「出雲駅伝」を指すが、1970年代までは「箱根駅伝」「伊勢駅伝」、それに「能登駅伝」を指した。文字通り能登半島を一周する「能登駅伝」は、景観と変化に富む一方、3日間で26区間・341.6kmを走破する「日本一過酷」なレースで、全国からトップランナーが集結したが、わずか10年で廃止された。今、50年の時を経て、箱根を凌駕するともいわれた「能登駅伝」の実態を解明し、日本陸上競技史に残る成果を明らかにする。

目次 : 第1章 「能登駅伝」のはじまり(能登半島国定公園指定/ 高度経済成長と全国大規模駅伝の廃止 ほか)/ 第2章 「能登半島国定公園指定」記念大会から継続大会へ(第1回大会(昭和43年)「能登半島国定公園指定」記念大会の成功/ 第2回大会(昭和44年)「早くも地元に定着、日体大二連覇」 ほか)/ 第3章 オイルショックと「能登駅伝」の行き詰まり(オイルショック勃発と日本経済/ 第7回大会以降の運営の行き詰まり ほか)/ 第4章 「能登駅伝」の記憶(能登路を駆け抜けた選手たち/ 「能登駅伝」を契機に育った選手たち ほか)/ 第5章 「能登駅伝」を語る―2017年シンポジウム(大会の特色/ 「能登駅伝」がもたらした成果 ほか)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • KAZOO さん

    むかしといっても70年代まではこの大学の駅伝があったということを知りました。箱根駅伝でさえ今のメジャーな感じではなかったので私などは名前さえ知りませんでした。3日間で300キロ超の距離を26区間で走るというのですから大変なレースだと思います。箱根は10区間ですから人数も倍以上いるということなのでしょう。富山の高岡から出発して能登半島をめぐって金沢までの距離の詳細なども書かれています。なぜだめになったかということもあります。現在行っていればあるいは続いているのかもしれません。

  • スプリント さん

    1970年代までは大学三大駅伝は「箱根」「伊勢」「能登」駅伝を指していたそうです。三日間で350km近い距離を走破した能登駅伝の歴史をたどります。景観はよかったと思いますが冬季は天候も不順で定着には至らなかったようですね。

  • クローバー さん

    服部誠さんや大久保初男さんが走っていた駅伝。青東駅伝についても少しふれられている。突貫で作った本なのか、内容がところどころかぶっていたりするけど、能登駅伝に賭ける情熱や応援する人のあたたかさは、どの地方の駅伝でも変わらないなと思う。国民性なのかなー

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人物・団体紹介

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大久保英哲

1950年青森県生れ。(72歳)。1997年博士(学術)。盛岡大学講師、金沢大学助教授、教授。2015年名誉教授、金沢星稜大学特任教授、2020年金沢星稜大学女子短期大学部学長を経て、2022年より金沢星稜大学学長。専門は体育・スポーツ史。「地方からの日本体育史」をライフワークとする。「近代日本体育

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