ドグラ・マグラ 上 角川文庫

夢野久作

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784041366035
ISBN 10 : 4041366038
フォーマット
出版社
発行年月
1982年07月
日本
追加情報
:
15cm,304p

内容詳細

昭和十年一月、書き下ろし自費出版。狂人の書いた推理小説という異常な状況設定の中に著者の思想、知識を集大成し、「日本一幻魔怪奇の本格探偵小説」とうたわれた、歴史的一大奇書。

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小栗虫太郎の『黒死館殺人事件』、中井英夫...

投稿日:2021/07/19 (月)

小栗虫太郎の『黒死館殺人事件』、中井英夫の『虚無への供物』とともに三大奇書に数えられ、三大奇書の中でも一番ポピュラーなのではないでしょうか。 中盤なかなか読みづらい箇所はありますが、一度は読んでおいてもいい作品だと思います。 もし今『ドグラ・マグラ』を読んで何も面白さを感じないとしたら、それは『ドグラ・マグラ』の影響が行き渡りすぎてしまったからだと思います。

カーク さん | 東京都 | 不明

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これは推理小説というよりSF、ファンタジー...

投稿日:2012/10/07 (日)

これは推理小説というよりSF、ファンタジー、いや哲学書としても読める一大奇書。いや奇書というより真っ当な小説です、今や。今こそ読まれるべき小説かもしれない。

あおQ さん | 福岡県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • mitei さん

    この本が昭和十年に発表されたというのがまず驚いた。何故かと言うと精神を患っている人の現状の治療の問題点や胎児についての考察など、最近の科学で分かってきていることも入っているような気がしたからだ。上巻を読んだ所でいろんな謎や複雑な構成でどうなっているのかわかりにくかった。下巻も読んで真相を知りたくなった。

  • Kircheis さん

    ★★★☆☆ 日本三大奇書の一つであり、後世のサブカルチャーに多大な影響を与えた大作。再読だったのでサクッと読めたが、初読時はかなり手こずった。 難解な内容でも有名だが、プロットは単純。ただ精神病に対する正木博士の考察が中盤から延々と続くので、その部分を読み切るまで我慢大会のような状態になる。 特に上巻は変化に乏しいので大変。 若林博士には自分の力で名前や過去を思い出して欲しいと言われていたのに、あっさり映像と手記で名前と過去にあったことを仄めかされ、「おいおい」と突っ込みたくなるところで下巻へ。

  • ソルティ さん

    読みにくく回りくどく内容も部分によるがなかなか入らず。統合失調症の方の頭の中、みたいな文章。主人公は正体をなくしていて周辺の博士や医師は何か知っているがなかなか真実を明かさず何が起こっているのか不明、そして博士達もかなり変人。頭が良すぎるのかも。精神病者とその家族に降りかかる末路を歌う漫談のようなのは現代でも似たようなもんでかなり理解できる。最後はサスペンス?ミステリー?何が言いたいか分からない。「頭の働きの不叶いなところを持っていない者はない。すなわち精神病者と五十歩百歩の人間でない者はいないのだ。」

  • 旅するランナー さん

    ああア−ああ−アアア。右や左の御方様へ。紳士淑女、お年寄りがた、お若いお方。ビブリア古書堂の事件手帖IIIで引用された作品じゃ。脳髄論や胎児の夢、人間の精神世界へのめり込む、とんでもない奇書じゃよー。これを読んだなら、精神に異常をきたすと言われとるよー。読め···聞け···驚け···呆れよ。チャカポコ、チャカポコ·····

  • 麦ちゃんの下僕 さん

    オーディオブック&文庫本。なるほど、国内ミステリーの「三大(四大)奇書」に数えられるだけあって、独特すぎる作風ですね…何せ上巻の半分以上が、精神科学の第一人者・正木教授の“キチガイじみた”遺稿の数々で占められているんですから(笑) 通常のスピードで聞いたら僕も精神に異常をきたしそうですので、1.5倍速でサラッと聞いているんですが…とにかく西村俊彦さんの朗読が素晴らしすぎます!スカラカ、チャカポコ。スチャラカ、チャカポコ、チャカポコ、チャカポコ。…独特の節回しが耳に残って離れません(笑) 

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人物・団体紹介

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夢野久作

1889年福岡県に日本右翼の大物、杉山茂丸の長男として生まれる。幼名杉山直樹。夢野久作とは福岡の方言で「夢想家」の意。慶應義塾大学文学部中退。禅僧、農園主、能の教授、新聞記者と、種々の経歴をもち、1926年「あやかしの鼓」を雑誌発表して作家生活に入る。「いなか、の、じけん」等、因縁と心理遺伝を題材と

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