その不動産、条件憑き 角川文庫

夢見里龍

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784041160237
ISBN 10 : 4041160235
フォーマット
出版社
発行年月
2025年08月
日本
追加情報
:
確実に帯が付いた状態での出荷、また初版など版のご指定はお約束しておりません。

内容詳細

条件つきの賃貸物件あります――オカルト雑誌月刊「カクリヨ」編集部に所属する柏城鈴が、記事のネタ探しをしていたとき、奇妙な不動産の広告を見つけた。物件ごとに設けられた数々の条件。広告主の不動産屋に連絡を取った鈴は「玄関のドアの敷居を踏まないでください」という条件の日本橋兜町の中古マンションに住むことにする‥‥が、あえて玄関の敷居を踏みつけると、なぜか不思議な現象が起きる!?  真相を繙いていくと、どうやらいわくつきの土地のようで‥‥。
雑誌編集者×不動産屋のコンビが贈る、民俗学ミステリー。

【著者紹介】
夢見里龍 : 第26回電撃小説大賞の最終候補作を改稿した『死者殺しのメメント・モリア』(メディアワークス文庫)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 燃え尽きタコ さん

    面白かった。個人的に最後のお話が好き。

  • サキイカスルメ さん

    ホラー苦手視点の感想です。発生してる出来事は怖いけど、何とかなる感があって恐怖を面白さが上回りました!また、事件の起因もほぼ主人公に関わりがある人たちによるものでその描写、オートで高感度が上がっていく和服イケメンも面白かったですね。好奇心は強くても野生の勘で生き残る主人公、その生き様に心惹かれていく彼という構図が男女としては珍しい成立の仕方をしてるなと思いました。今後の2人も読みたいです!

  • 冬野 さん

    作者さん三作目。民俗学を下敷きにした建物系オカルトミステリ。面白かった。現代日本を舞台にした夢見里さんの作品は新鮮。主人公は猪突猛進な編集者で全体的にはライトな雰囲気でありつつ、謎解き部分にはしっかりとした民俗学の知識が絡むため読み応えがある。ゾクッとする部分もあるし、妖しい魅力のある男性の描き方や、叙情的な情景描写にもうっとり。見慣れた街にも時代や見方によって何層ものレイヤーが存在していて、その積み重ねによって現代の人間社会が成り立っているんだなあと実感できた。続編が出たら読みたい。星:4.5/5

  • 色素薄い系 さん

    なかなか面白かったです。幽霊ではなく神様や妖怪と呼ばれる物がもたらす怪異。基本的には人に害をなそうとしている訳ではなく(トイレの鍵の物件だけやや例外ではあるが)変わらず繰り返して来た所に人が割り込んだ為に起きた事象というのが興味深い。佐神自身がまだ謎な人物だし観音宮が鈴に伝えたかった言葉が何なのか、鈴の母親は何に巻き込まれたのかなども気になるので続きが出たらいいなと思う。

  • てん さん

    条件憑き、という点が面白かったです。

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夢見里龍

第26回電撃小説大賞の最終候補作を改稿した『死者殺しのメメント・モリア』(メディアワークス文庫)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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