夢十夜

夏目漱石

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784582838701
ISBN 10 : 4582838707
フォーマット
出版社
発行年月
2021年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
88p;22

内容詳細

こんな夢を見た―妖しくも美しい十の夢物語。版画家・金井田英津子の美しい挿絵で味わう「文学画本」待望の新装復刊!

【著者紹介】
夏目漱石 : 1867年、東京生まれ。小説家、英文学者。1916年没

金井田英津子 : 群馬県桐生市生まれ。画家、版画家、装幀家。個展、国際版画展などで版画作品を発表するかたわら、愛好する近代日本の文学作品を画本にしている。2004年、『人形の旅立ち』で第18回赤い鳥さし絵賞、第38回造本装幀コンクール審査員奨励賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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夏目漱石の作品はほとんど読みつくしたが、...

投稿日:2021/04/25 (日)

夏目漱石の作品はほとんど読みつくしたが、珍しく幻想的な作風の作品。異色作ながら傑作には違いなく、数年たった今も心に残る作品となっている。

forest さん | 不明 | 不明

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「こんな夢を見た」で始まる短編10話です。...

投稿日:2021/04/09 (金)

「こんな夢を見た」で始まる短編10話です。妙にリアルな話から絢爛豪華な物語絵巻まで、夏目漱石の巧さが光る名作です。

ゆめゆめゆめ さん | 福岡県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • がらくたどん さん

    金井田さんの版画と文学作品がコラボした「文学画本」の平凡社復刻版。カバーを外すと雲間に浮かぶお月様に「夢見る」漱石のお顔が。「超」がつくほど有名で漫画・演劇に二次創作まで含めると把握しきれないイマジネーション喚起作だが、金井田さんの絵は幻想を残したまま不気味をちょっと引いて江戸っ子漱石の洒脱を足した感じ。なんのこっちゃだが、第三夜を映した表紙に蠢く魑魅魍魎の可笑しさからご推察を♪夢なので始まりは唐突、仕舞は朧。だけど因果の鎖ってのは現なら必ずあるもんかね。貧弱なおつむりで考え過ぎると気鬱になるぜ(笑)逸品

  • かりさ さん

    こんな夢を見た──漱石の紡ぐ仄暗い怖さと幻想的で妖しい不思議な夢の世界。第一夜の妖艶さ、第三夜の怪奇、第五夜の切なさ、第九夜の悲しさ…金井田英津子さんの版画でより不思議な彩りをまとう。文豪と怪奇と幻想…美しい書物にいつでも浸れる幸せ。

  • コニコ@共楽 さん

    夏目先生のこの夢物語は、クリエーターの創作意欲をそそるものが余程あるのでしょう。劇になったり、映画になったり、そしてこの本では、版画家の金井田英津子さんが深層心理に深く残るような絵を付けています。言葉だけでも充分に不思議な世界で唐突に終わったりするお話したちが、時には精緻な絵で、時にはおどろおどろしく迫ってきます。特に最後のブタの迫力は怖いくらい。いや、相当怖いです。こんなブタが群れをなしてやってきたからには。でも、これは皆、夢。夏目先生の寝顔があって、こんな本を読んでもよく眠れそうです。

  • ベル@bell-zou さん

    金井田英津子さんの妖美で細やかな版画。実は私の原作イメージとはかなり違った。でもそうかなるほど、前に見たのとはまた違う夢だったのかもしれない。>>原作だけなら第一夜・第三夜と第八夜からの第十夜が好みなのだけれど、この本では最後第十夜の豚。豚。豚の鼻。が、全部持って行った!表紙カバーを外すと曇り夜空にぽっかり浮かぶ寝顔のお月様は漱石。なんだか小憎らしい。

  • まさ さん

    金井田英津子さんの画とともに読む漱石の『夢十夜』。何度も何度も読んでいる作品(特に第三夜!)に不気味でちょっと滑稽でもある画が加わることで、新たな作品を読む感覚にもなる。表紙は第三夜から。魑魅魍魎がかわいらしい。第三夜のイメージが少し変わった。

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