ルポルタージュ‐追悼記事‐ 2 モーニングKC

売野機子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784065147481
ISBN 10 : 4065147484
フォーマット
出版社
発売日
2019年03月22日
日本
追加情報
:
192p;19

内容詳細

2034年の日本。マッチングシステムが発達し、恋愛を“飛ばし”た合理的な結婚が一般化している。新聞社で働く社会部記者・青枝聖(あおえひじり)は、時代の象徴である「非・恋愛系」シェアハウスで起きたテロ被害者の追悼記事を書きながらも、時代遅れの恋に落ちていた。ある時、記事で言及した「犠牲者のひとりが命をかけてかばった女性」が自殺未遂をしたとの情報が入る。恋愛で心を開き始めていた聖は深く傷つく――。

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読書メーターレビュー

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  • 空のかなた さん

    恋愛という過程を「飛ばして」結婚するのが、普通になった時代。果たして人が人と出会い、探りあい、ぶつかりながらも惹かれてしまう事はそんなに無駄なのか。心のうちを語り、分かってもらえないかもしれない怖さを味わう事も無駄なのか?自分がして欲しい事を、知らず知らずに他人にも押し付けていることや、自分の理想と相手の理想は違うことが分かっていなかったことを、丁寧に描き出す。まずは相手を知ることから始めよう、と思える刊でした。

  • 藤 さん

    大人になっても恋愛するなんてダサいじゃないですか。そんな声が“普通”になった2034年の日本で生きる人びとの迷いや戸惑い、孤独、そして恋。一度打ち切りになったと聞き言葉を失ったけど、ディストピアとも言い切れない、この世界をまた読めて嬉しい。最後まで読みたい。

  • むきめい(規制) さん

    関係は修復されていき、恋人としての歩み寄りが再び始まるのが見ていて良いですね。

  • ささやか@ケチャップマン さん

    このシリーズで一番良かった。なんというか、この人、絵は前の方が好きだけど、空白の使い方が上手くなったなって思う。

  • 毎日が日曜日 さん

    ★★★★ 「生き残って申し訳ありません。」事件があって生き残ったことを素直に喜べないなんて辛い。

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