学校では教えてくれない風景スケッチの法則 不透明水彩絵の具ガッシュを使って描く

増山修

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784817037329
ISBN 10 : 4817037326
フォーマット
出版社
発行年月
2009年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
増山修 ,  
追加情報
:
26cm,95p

内容詳細

スケッチ初心者にもお薦めの画材、不透明水彩「ガッシュ」による風景スケッチの描き方を紹介。現役アニメーターの著者が、アニメの現場と自身の趣味で身に付けたノウハウを併せて解説。風景スケッチのマル秘法則集。

【著者紹介】
増山修 : 1974年生まれ。長崎県出身。1999年スタジオジブリ入社。宮崎駿監督作品「千と千尋の神隠し」「ハウルの動く城」「崖の上のポニョ」などのアニメーション背景美術を担当。他にも「時をかける少女」(美術監督補佐)、「ミヨリの森」(美術監督)など多数。2009年独立し、スタジオ「インスパイアード」を設立。東京都立川市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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アニメーションの背景美術を担当してきた著...

投稿日:2018/05/13 (日)

アニメーションの背景美術を担当してきた著者が、風景画の描き方を分かりやすく教える技法書です。 第一章「はじめてのガッシュ」では絵具の特徴、溶き方、混色などの扱い方、筆の種類と使い方、グラデーションのやり方、その他の画材について、第二章「14の法則」では風景を描く上での形、色、構図の捉え方、雲や草、木の描き方などについて、第三章「スケッチに出掛けよう」では水のある風景とパノラマ風景の描き方を、下絵から完成まで技法のポイントや使った色まで細かく解説されています。 巻末の「ギャラリー」では増山さんが描かれた様々な風景スケッチと現場で描く時のアドバイスが紹介されています。 特に有用だったのが第二章「14の法則」です。 普段風景画に親しみがないと一見簡単な草地や木を描くにも四苦八苦しますが、ここではその簡単な捉え方、描き方についてのポイントを分かりやすく教えてくれます。 また意外と難しい影の色の捉え方、「黒」ではない表現についても解説されています。 そのほか修正などで絵具を拭う時はビジュアル筆を使うなどの筆の種類とその技法、完全に混ぜずにマーブル状で使う絵具の混ぜ方についても役に立ちました。 欲を言えばページ数がやや少ないので、NHKの番組で紹介していた様な風景や技法なども収録して欲しかったです。 全体的にとても丁寧で分かりやすい技法書です。 初めて風景スケッチを描く初心者から、絵に更に深みを持たせたい上級者までおススメの一冊です!

赤運太郎 さん | 北海道 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 匠 さん

    不透明水彩絵の具ガナッシュで描く風景スケッチのマル秘法則集。ジブリアニメーションの美術デザイナーだけが知る目からウロコのノウハウ、という謳い文句に惹かれて読んでみたが、なるほどと納得してしまった。写生ではあるけれど、筆選び、筆の使い方から陰影、色数とそのバランス、雲のコツ、遠近によっての変え方、地面の描き方などしっかりした計算に基づけばもっと心地良い絵になる。いまさら人に聞きにくいことも、基礎から説明されており、それでいてくどくなくシンプルなのでとても読みやすかったし、油絵などにも応用がききそうだ。

  • ゲンキ さん

    またまた、水彩画の本です。作者は、宮崎駿監督作品「千と千尋の神隠し」「崖の上のポニョ」などの背景美術を担当されてた方だそうです。凄く勉強になりました。本のタイトル通り、風景画における「空の雲」や「池の水」、「畑の土」、「田んぼの稲」、「山並み」などの描き方を本当に詳しく説明していただいてまして(実写付)、新しいテクニックが学べました😂。早速、模写を何枚か描きました。水彩画に興味がある方や、うまくなりたい方は是非ともです。

  • らる さん

    部屋の片付けをしたら出てきました。ナイスタイミング! 11月〜12月の課題が風景画で、風景画なんて描かないからどうしようと迷っていたところにこれを発掘。ジブリの背景美術担当の方が出した本とあってレベルも高く、面白そうだということで以前買ってもらったものでした。中身もかなりわかりやすく、これから風景画を描く参考になりそうです。ただ、それと同じようにやっても上手くいかないのが 絵 なんだよなあ…地道に頑張るしかないですね。

  • レリナ さん

    風景の美しいスケッチの数々に見惚れた。ガッシュを使った風景を描くポイントを分かりやすく解説してくれている。こんな本読んだら絵が描きたくなる。様々な風景を見ながら、自然の中で絵を描く。最高じゃないか。この本は初心者にもわかりやすいように絵を描くテクニックなどを詳しく解説している。これは学校では教えてくれなかった絵の描き方だわ。新鮮な気持ちで絵の描き方を学ぶことができた。雲の描き方とか試したくなる。絵が好きになる一冊。読めて良かった。

  • かわうそ さん

    雲や草の描き方はなるほど!の一言。見るだけでも楽しい一冊だし、実際に描きたくなってくるアゲアゲの本書。いやほんと、読むだけで上手くなるんじゃないか?というほど丁寧に解説がついててためになった。旅に出た時にこんな風に透明水彩でぴゃぴゃーっと綺麗に描けるようになりたい。買おうかどうしようか悩んだけれど、お小遣い厳しいのwww(笑) しかしジブリの美術担当さんか。道理ですごい。「ものはつかいよう」という言葉をしっかりと理解させてくれる技法の数々はお見事。もっとすごいのはそれを生かせる基礎力なんだろうけれど。

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