十字軍物語 第1巻 神がそれを望んでおられる 新潮文庫

塩野七生

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101181448
ISBN 10 : 4101181446
フォーマット
出版社
発行年月
2018年12月
日本
追加情報
:
480p;16

内容詳細

ローマ帝国が滅亡し、「暗黒」と呼ぶ者さえいる中世―。カトリック教会は、イエスが受難した聖地であるにもかかわらず、長くイスラム教徒の支配下にあるイェルサレムを奪還すべく、「十字軍」結成を提唱する。これに呼応した七人の諸侯たちは、それぞれの思惑を抱え、時に激しく対立しながら異国の地を進むのだが…。中世最大の事件、現代まで残響とどろく真相に迫る、歴史大作の開幕。

目次 : 第1章 「神がそれを望んでおられる」/ 第2章 まずはコンスタンティノーブルへ/ 第3章 アンティオキアへの長き道のり/ 第4章 アンティオキアの攻防/ 第5章 イェルサレムへの道/ 第6章 聖都イェルサレム/ 第7章 十字軍国家の成立

【著者紹介】
塩野七生 : 1937年7月7日、東京生れ。学習院大学文学部哲学科卒業後、イタリアに遊学。’68年に執筆活動を開始し、「ルネサンスの女たち」を「中央公論」誌に発表。初めての書下ろし長編『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』により1970年度毎日出版文化賞を受賞。この年からイタリアに住む。’82年、『海の都の物語』によりサントリー学芸賞。’83年、菊池寛賞。’93年、『ローマ人の物語1』により新潮学芸賞。’99年、司馬遼太郎賞。2002年、イタリア政府より国家功労勲章を授与される。’07年、文化功労者に選ばれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • NICKNAME さん

    久々の塩野作品。昔から読みたい作品でしたが文庫本になるまで待っていました。全四巻中の第一巻。第一次十字軍の活動に関して書いてあるが、ジュリアスシーザーの時と同じく引き込まれて読んでしまいました。まだ三巻あるから次もこのペースで読み進めます。

  • ヨーイチ さん

    久しぶりの塩野七生。統治、安全と戦争が隣り合わせの時代。国が中央集権的に一枚岩では無かった時代。「今の世界、島国の日本」的な先入観を廃しながら読み進める。あとカソリック勢力に肩入れし過ぎない様にもしないと。面白い!違うかもしれないけど、中世のローマ法王って天皇を担いできた日本の政治史と共通点が有ると思っている。口出しが多いのはまぁ、教義の違いって事で(笑)

  • molysk さん

    十字軍は、11世紀から13世紀にかけての西欧キリスト教徒による中近東への軍事遠征。第一巻は、第一回十字軍による十字軍国家の成立まで。第一回十字軍が成功した理由の一つは、参加した諸侯が出征の途上で軍事的、政治的に成長を遂げたため、と読める記述と感じた。史実は、聖都奪還という目的の下にキリスト教徒が結束したのに対して、イスラム領主は互いに協力を欠いたことが大きいと思われる。筆者が人物像を膨らませることで、私たちは物語を楽しむことができる。一方、物語と歴史書が異なるものであることは、頭の片隅に入れておきたい。

  • えりか さん

    【頂き本】すばらしい。かっこいい。エーコなどで出てきた十字軍(主にテンプル騎士団)しかよく知らなかったのだが、というよりその神秘性に惹かれているのだが、1巻の第一次十字軍における戦いは神秘性はないものの、その戦いの勇敢さと知恵、それぞれの思惑が絡み、「奪還」までの道のりはわくわくするものであった。それぞれの諸侯も魅力的だ。侵攻ではなく「聖地奪還」という大義あるからこそ一体となって成し遂げられたのだろう。これは現代社会でもいえるだろうなぁ。一個の目標に向かってそれぞれが全力で進む時、大きな力となる。2巻へ。

  • 活字スキー さん

    歴史面白し!文庫化を待っていたシリーズ。誰しも名前くらいはなんとなく聞いたことがあっても、その実態はあまり知られていない中世の一大イベント「十字軍」を、我が国で古代ローマから地中海世界について語るといったらこの人!塩野七生さんが資料と独断と偏見に基づいて熱く語りまくる!それは1077年「カノッサの屈辱」に始まる、皇帝に対するローマ法王復権、そしてイスラム勢力に対するキリスト教の反撃の試みであった。当時の日本でもそうであったように、こちらでも多くの魅力ある男たちが戦いに生き、そして死んでいったのだった。

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塩野七生

1937年7月7日、東京生れ。学習院大学文学部哲学科卒業後、イタリアに遊学。’68年に執筆活動を開始し、「ルネサンスの女たち」を「中央公論」誌に発表。初めての書下ろし長編『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』により1970年度毎日出版文化賞を受賞。この年からイタリアに住む。’82年、『海の都の

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