ローマ人の物語 ルビコン以前 10 ユリウス・カエサル 新潮文庫

塩野七生

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101181608
ISBN 10 : 4101181608
フォーマット
出版社
発行年月
1970年01月
日本
追加情報
:
16cm,236p

商品説明

ルビコンを渡ることを決めた。世界はそのとき変わった。

ガリアの諸部族の粘り強い抵抗に苦しみながらも、8年にわたる戦役を制し、ついにカエサルは悲願のガリア征服を成し遂げる。しかしその間、パルティアではローマ軍が敗北し、軍を率いていたクラッススが死亡。「三頭政治」の一角は崩れ、カエサル打倒を誓う「元老院派」はこの機に乗じてポンペイウスの取り込みを図る。新秩序樹立のためのカエサルの壮絶なる孤高の戦いが再びはじまる。

内容詳細

ガリアの諸部族の粘り強い抵抗に苦しみながらも、8年にわたる戦役を制し、ついにカエサルは悲願のガリア征服を成し遂げる。しかしその間、パルティアではローマ軍が敗北し、軍を率いていたクラッススが死亡。「三頭政治」の一角は崩れ、カエサル打倒を誓う「元老院派」はこの機に乗じてポンペイウスの取り込みを図る。新秩序樹立のためのカエサルの壮絶なる孤高の戦いが再びはじまる。

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ヴェネツィア さん

    「賽は投げられた!」―紀元前49年1月12日のことだった。ユリウス・カエサルは、ついにルビコンを越えたのである。ここを越えることは、すなわちローマにとって国賊となることを誰よりも知りつつ。この場面では、塩野ローマ史の特質が遺憾なく発揮される。ただ1人、カエサルから離反してティレニア海側から密かに国境を越えたラビエヌスをここで描くことがそれだ。表面的にはけっしてそうではないのだが、実はカエサルにとってきわめて内的なドラマが、そこに静かに描かれるのである。まさに歴史家ではない、文筆家塩野七生の面目躍如である。

  • レアル さん

    ガリア戦役の終結。始まったばっかりのガリア戦よりラストに近づくガリア戦の方が面白い。そしてカエサル自身がローマの敵になる!「賽は投げられた」ととうとうルビコンを越えてしまった!物語としては盛り上がってきたけど、カエサルのラストも近づいてきたのかと思うと、悲しい。。

  • ハイク さん

    カエサルのガリア戦役の最終章とルビコン川を渡る所までを描いている。ヴェルチンジェトリックスの強力なリーダーシップでガリアをひとまとめにして、卓越した戦術でカエサルと戦った。途中まで優勢に進めていたが、やはりカエサル にはかなわなかった。これでもって7年間のガリヤはカエサルの勝利で終わった。三頭政治の一角のクラッススはオリエントで死亡した。ローマでは元老院がポンぺウスを取り込みカエサルを追い落とす画策を始めた。カエサルはついにルビコン川を渡りローマに向かった。ローマ人物語の見どころの一つである。

  • ehirano1 さん

    そして留守番二頭は、ついにやらかした。

  • 優希 さん

    8年にわたるガリア戦役でしたが、遂にその統一を果たしたカエサル。しかし、その一方ではパルティアでのローマ敗北、クラッススの死という暗雲が立ち込め、三頭政治は崩壊へと向かったようです。だからこそ、カエサル打倒の動きが出てきたように思えました。権力を自らのものにしたカエサルの運命は危機へと立たされ、一体どのような方向へ進むのか気になるところです。

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人物・団体紹介

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塩野七生

1937年7月7日、東京生れ。学習院大学文学部哲学科卒業後、イタリアに遊学。’68年に執筆活動を開始し、「ルネサンスの女たち」を「中央公論」誌に発表。初めての書下ろし長編『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』により1970年度毎日出版文化賞を受賞。この年からイタリアに住む。’82年、『海の都の

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