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大学の常識は、世間の非常識 祥伝社新書

塚崎公義

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784396116590
ISBN 10 : 4396116594
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

元大学教授の著者は言う。“一国一城の主”である教授は自由で、天国のような職場だった。しかし、大学の実態にはさまざまな違和感を拭えず、「大学の常識は、世間の非常識」だと感じ続けていた、と。どうしたら日本の大学は良くなるのだろうか。銀行員から大学教授に転身した著者だからこそ提起できた改革案を披露する。いわく―文系の大学教授を研究者と教育者に分け、大学は企業人養成に専念すべき。また、企業は3・4年次ではなく1年次に内定を出せばいい―。巻末には、騒がしい教室が静かになる魔法の言葉など講義の工夫や人気講義を収録。変わらなかった日本の大学が変わるきっかけとなるか。

目次 : 第1章 大学教授の“変な”価値観/ 第2章 大学は何のために存在するのか/ 第3章 大学教授の“優雅な”生活/ 第4章 大学教授になるには/ 第5章 大学改革・私案/ 第6章 大学生を勉強させる方法/ 第7章 経済学は本当に役に立たないか/ 第8章 塚崎教授の“異色な”活動/ 付録

【著者紹介】
塚崎公義 : 経済評論家。1957年、東京都生まれ。東京大学法学部卒業後、日本興業銀行(現・みずほ銀行)入行。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)にてMBAを取得。主に経済調査関連の仕事に従事したのち、2005年に退職して久留米大学へ。商学部教授として教鞭を執り、2022年に定年退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • タカナとダイアローグ

    中古本。銀行員から大学教員になったということで、教員がやること考えることがわかる。10年くらい職員の感覚から、たぶん合ってる。(腹割って話せたことはないけど)大学の目的を企業人の育成に振りすぎてるんじゃないかなと辛い展開はあったけど、振り切った考え方も必要と納得してみた。役にたつ=論理的思考力が大学教育に必要という。教育と研究は分けるべきということも大半が思っているけど、おそらく良い手ではない。論文執筆=研究という主張だけど、その前にある研究者マインド育成の方が企業(次世代、他組織含む)に良いのではと。

  • もけうに

    さっくり読めて面白かった。著者の主張に一理はあるけれど、ここまで就職志向に寄りすぎると極端かなー。世間離れした、モラトリアムな空気感を味わうのもまた人生経験だと思うので…。社畜養成大学になりそうで嫌だ。就職重視なら、それこそ専門学校の方が良いんだよな。猫も杓子もも大学に行く風潮がおかしいのだろうが。著者も述べているように、ここに書かれているのはあくまで文系の話。理系はめちゃくちゃ派閥争い・上下関係ある。教授になれるのは一握りだし、所属する分野長には絶対服従。雑用(事務仕事)は、秘書か部下教員の仕事。

  • Nakamura Yuji

    銀行員から大学教授になった経歴の方が書いた大学と大学教授の実態を描いたある種の暴露本。社会人大学院に通った私から見てもほぼ正確に描かれている印象です。大学教授にとって共通テストの試験監督を避けたいというくだりはつい先日大学の現役教官から聞いたばかりだったので本当に緊張を強いられるようです。定年が長いこと以外はそれほど魅力的な職場ではないことがよくわかります。

  • Go Extreme

    大学教授の変な♂ソ値観: 人間の価値は論文で決まる 博士号がなくては話にならない 理論は常識に勝る 効率性の概念が乏しい 大学は何のために存在するのか 大学教授の優雅な$カ活 大学教授になるには: 興味よりも評価で選べ コネも重要 書いたら忘れる、そしてまた書く 大学改革・私案 大学生を勉強させる方法 なぜ企業は成績を重視しないのか 経済学は本当に役に立たないか 塚崎教授の異色な♀動: 学内行政の合理化 新人教員へのアドバイス 講義で工夫したこと 講義初回の演説「自己責任論」

  • shun

    大学の文系における独特の価値観を面白く読めた。 就職を優先すると著者に概ね賛成だが、理系大学やいわゆる理系寄りの企業研究部門においては、発想力をどう磨くかも大事かな。大学改革のほうほうは一つではなく、試行錯誤や現状打破は必要。

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