三人の二代目 上杉、毛利と宇喜多 上 講談社プラスアルファ文庫

堺屋太一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062817240
ISBN 10 : 4062817241
フォーマット
出版社
発行年月
2017年09月
日本
追加情報
:
552p;15

内容詳細

全国38紙で連載された巨弾歴史小説、待望の文庫化!戦国の乱世に、偉大な先代の跡を継いで家長となった上杉景勝、毛利輝元、宇喜多秀家という「三人の二代目」は、天下布武を目指す織田信長の圧力にさらされながら、それぞれに生き残りを模索する。そして、本能寺の変勃発。彼らの決断は―。動乱の時代を生き抜く、したたかな知恵と勇気の物語。

【著者紹介】
堺屋太一 : 1935年大阪府生まれ。東京大学経済学部卒業後、通産省入省。通産省時代に日本万国博覧会を企画、開催に漕ぎつける。その後、沖縄国際海洋博覧会やサンシャイン計画を推進。1978年通産省を退官、執筆・講演活動に入る。1998年7月から2000年12月まで小渕内閣、森内閣において経済企画庁長官をつとめ、また、新千年紀記念行事推進室の担当大臣としてインターネット博覧会を推進する。その後、森内閣、小泉内閣では内閣特別顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • sayan さん

    「創業と守成、いずれが難きか」、比較できない…。無責任なことを言うと、だからこそ本テーマを描く小説は否応なしに創業者・後継者の千姿万態に迫るため抜群に面白い。本書でタイトル通り上杉、宇喜多、毛利の二代目に焦点をあてる。冒頭から、創業者は「苦労が多い」、後継者は「苦心が多い」…労と心の違いが如実に異なる難しさを表す。単に調整型の役割をミッションと自分に言い聞かせて…と事が運ばない葛藤が生々しい。人であるところの証左で、本書の読み所かな。各人(3名)の人模様が丁寧に描かれており非常に読みやすい。下巻が愉しみ。

  • スミノフ さん

    構成が面白い小説です。同じ時間の越後・備前・安芸を、どこでもドアで行ったり来たりしているような感覚です。 私も家業の三代目なのでよくわかりますが、医大な先代が残したシステムは、成功体験があるだけに変えにくいもの。それが足枷となり身悶える姿(特に、毛利輝元)に、共感しきりでした。

  • タカボー さん

    三人の二代目戦国大名、上杉景勝、毛利輝元、宇喜多秀家。これらを主役で読める本はまず無いし、それを主人公にするのが堺屋太一さんらしい。一つひとつの話が丁寧で、背景とか繋がりとか知識の隙間を埋めてくれる感じが心地よい。3つの視点で平行して話が進行していく。上巻は宇喜多の話がインパクト強い。小西行長の活躍が出色。それから宇喜多直家夫人お福のクレバーぶり。出来すぎて逆に怖いわ。嫌われたら軽く消されそう。

  • Mark X Japan さん

    タイトルに惹かれました。3人とも偉大なる創業者の後継としての苦難の道のりを歩んでいます。上杉と毛利は同じような過酷な境遇で、宇喜多は順風満帆です。一寸先は闇の時代なので、多くの荒波をどのように乗り越えていくのでしょうか。☆:4・5

  • yuya さん

    上杉景勝、宇喜多秀家、毛利輝元の3人の2代目の物語。2代目は初代の功績を守りながら、それを発展させていくべきプレッシャーがあり、かつ上手くいったとしても初代のおかげと言われ、2代目は色々と難しいですね。下巻はどんな感じで物語が展開していくのか、終わりを迎えるのか楽しみです。

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人物・団体紹介

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堺屋太一

1935年、大阪府生まれ。東京大学経済学部卒。60年、通商産業省(現経済産業省)入省。70年、日本で初となる万国博覧会開催を成功させる。75年、『油断!』で作家デビューを果たし、翌年、『団塊の世代』を発表。78年、通産省を退官し、執筆活動に専念。98年7月より経済企画庁長官、2000年12月より内閣

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