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絵伝と縁起の近世僧坊文芸 聖なる俗伝

堤邦彦

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784864051071
ISBN 10 : 4864051070
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2017
Japan

Content Description

高僧伝や縁起譚は近世中期の仏教の卑俗化を背景に伝奇性・娯楽性を帯び絵画化を伴いながら大衆文化に浸透していく。聖と俗の混淆から立ち現れた近世僧坊文芸の変遷を丹念にたどる。

目次 : 1 近世高僧伝の文芸性と口承性(近世高僧伝の虚と実―道元伝記の変容を中心に/ 親鸞の産女済度譚―縁起と口碑伝説のあいだ/ 蓮如上人・幽霊済度の島―真宗史と在地伝承)/ 2 絵解きと高僧絵伝(勧化本と絵解き―幡随意上人伝の図像化をめぐって/ 二十四輩巡拝と関東絵伝/ 『西光寺御絵伝』と「鬼人成仏証拠之角縁起」/ 二十四輩寺院縁起の周辺―水辺の風土と念仏の勝利/ 親鸞伝から『性信上人絵伝』へ―報恩寺絵伝をよみとく/ 関東絵伝の近代―讃岐に渡った二十四輩伝承)/ 3 縁起と近世文学(いくさ語りから怪談へ/ 浄瑠璃姫伝承と寺宝開帳/ 冥府は現世にあり―地獄観の近世的変容/ 福神と貧乏神―近世文学は「宿世の貧報」をどうとらえたか/ 上田秋成と唱導文化)/ 4 資料篇(『弾誓上人絵詞伝』/ 『幡随意上人諸国行化伝』)

【著者紹介】
堤邦彦 : 1953年、東京都生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程修了。京都精華大学人文学部教授。専攻は日本近世文学、説話伝承史、怪異学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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