被匿 刑事・鳴沢了 中公文庫

堂場瞬一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784122069244
ISBN 10 : 4122069246
フォーマット
出版社
発行年月
2020年08月
日本
追加情報
:
536p;16

内容詳細

西八王子署管内で代議士が不審死。充分な捜査もせず警察は事故と断じた。だが了のもとに東京地検特捜部から、死んだ議員が大規模収賄で事情聴取される予定だったと情報が入る。警察の不穏な行動、圧力をかける権力者―孤立したまま事件を追う了の捜査は、思いがけず旧知の人物へとつながっていく。

【著者紹介】
堂場瞬一 : 1963年生まれ。茨城県出身。青山学院大学国際政治経済学部卒業。2000年秋『8年』にて第一三回小説すばる新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • KAZOO さん

    アメリカで研修中ながら恋人の息子が拉致されたことで大暴れした主人公が帰国させられ東京の西郊の西八王子署に転属させられます。ここはヒマな警察署でしたが代議士が事故死をします。事故で終わるはずが、おかしいということで自分だけで捜査しているうちに検察や捜査1課が出張ってきて過去の因縁が明らかになってきます。相変わらず主人公は自分の思っているように動きます。ただ今度は相棒が捜査1課から上司ということできます。

  • のり さん

    心身共に疲弊しアメリカから戻った「鳴沢」は西八王子署に移動となったが、署内は怠慢な空気が澱んでいた。赴任の前日には国会議員が不審死を遂げたが、事故として処理。ある筋から鳴沢に情報が入り独自に捜査を始めた矢先に多方向から横槍が…事件を呼ぶ疫病神鳴沢は新たな相棒を得るが、事件の闇は深いし、またもや身近な存在が背景に見え隠れする。長い年月を経て負の連鎖が甦る。関係者全員が悲しむ事になる事実に対して鳴沢の答えとは…

  • こなな さん

    シリーズものだが、最初から読まなくても楽しめると思う。しかしここにきて思うのは、雪虫から順に読了してきてよかった、順に読んできたからこそ感じるものがある。ラストは、あまり快く思ってなかった人と分かち合う(これは、私の想像)シーンに入ろうとするところである。了さんと関わった人達は、了さんには、かなわないなと感じるのである。人との繋がり、気持ちをとても大切にする了さんだから。

  • たーさん さん

    アメリカで大暴れしたせいなのか八王子の奥地、西八王子署に異動した鳴沢了。着任直前に代議士の転落死に疑問を感じ単独捜査を始めると東京地検特捜部の検事が接触してくるが…。このシリーズ父と子の関係性が根底にあるものだと思っていますが、今回も闇を抱えた親子が登場します。最初はいけすかない刑事だった鳴沢了も色々なものを失いながら得るものもありだんだん人間味が出てきたような。元刑事の特捜部検事、野崎さんいいキャラしてたけど後半出てこず勿体ない。 年内シリーズ読破を目指して次の「疑装」を読みます❗

  • 米太郎 さん

    今回も重たかったし、ドロドロしてるし、読み終えるとタイトルの意味もわかる。了ふくむ了のまわりは幸せになっちゃいけないのかなぁ、、

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堂場瞬一

1963年茨城県生まれ。青山学院大学国際政治経済学部卒。2000年、野球を題材にした『8年』で第13回小説すばる新人賞を受賞してデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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