チーム3 堂場瞬一スポーツ小説コレクション 3 実業之日本社文庫

堂場瞬一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784408558363
ISBN 10 : 4408558362
フォーマット
出版社
発行年月
2023年10月
日本
追加情報
:
448p;16

内容詳細

新旧エースの葛藤と激走―マラソン小説の新たな傑作!男子マラソンの若きエース日向誠がスランプに陥った。オリンピックで彼にメダルを獲らせたい陸連は、日本最高記録を持つ山城悟を専属コーチにと目論む。引退して関係者と交わりを絶つ山城の説得は難航するが、箱根駅伝“学連選抜”で共に走った浦大地らの画策が奏功し、就任を受諾。孤高の天才による規格外の特訓が始まった…シリーズ待望の第三弾!

【著者紹介】
堂場瞬一 : 1963年生まれ。青山学院大学国際政治経済学部卒業。2000年『8年』(集英社)で第13回小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。警察小説とスポーツ小説の両ジャンルを軸に、意欲的に多数の作品を発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • piro さん

    不調の天才ランナー日向の復活の為担ぎ出された孤高の天才ランナー山城。現役を引退し、家業を継いでいた山城を説得する浦たちの様が面白い。そして山城が他人のコーチをすると言う事が驚き。相変わらずぶっきらぼうな山城の態度は想定通りですが、端々に丸くなった感が垣間見られ、思わず微笑してしまいます。そして本人は死んでも口にしないと思いますが、山城はホントに浦の事が好きなんだなぁとも感じます。エンディングはある意味お約束。文庫版の後書きで『チームW』が予定されている事を知り気分が上がりました!。

  • マリリン さん

    山城のキャラが光る。タイプとしては一番近いか(よくない意味で...読んでいて痛みが入る)。浦もやるな。日向のようなタイプいるいる(まさに身近に...そして山城と同じようなことを言った)。死の間際に山城に「やれ」とだけ書いた名将はさすがだ。久々に熱くなった。スポーツ小説を読むと過去を思い出す。途中のそれぞれの葛藤も上手く書かれている。特に復活をかけた福岡国際のシーンが最高!  一か所だけ??と思ったのは、三大駅伝やインターハイ...ではなく、インカレでは。Wが発売されるならもちろん読む。

  • タルシル📖ヨムノスキー さん

    「山城サーガ」の第4弾。当時の学連選抜の4人+ライバルの広瀬。もう名前を見ただけでなんというか同窓会みたいな感覚。主人公はスランプに陥った若きエースの日向。浦や広瀬は日向のコーチを、5年前に現役を引退して家業を手伝う山城に依頼しようとあれこれ画策。これが物語前半。後半は実際に山城が日向を指導することになるのですが、日向はゆとり世代というか悟り世代というか、目標ははっきりしないし、限界まで頑張らない。おまけにメンタル弱々。そんな日向に山城はイライラ。選手としての日向と、コーチとしての山城の成長が読みどころ。

  • taku さん

    浦に山城に、このメンツが揃った。にやにやしちゃうじゃないの。前半はまたしてもチーム山城。ランナーではなくコーチとは。後半も山城だった。やはり、この男が物語の中心に置かれる。作品単体の評価なら高くはない。でもシリーズを走り抜けてきた読者なら、にやついちゃうだろ。「俺たちはチームだからな」が聞けただけで。歳を重ねても、みんな根は変わってない。変わるのではなく、新しいものを見つけていく。完結編「チームW」を待つ。また、にやにやさせてくれ。

  • やじかな さん

    大好きなシリーズ。もう一回、1作目から読み直そうと改めて思いました。 山城たちも35歳。母校の監督をやっていたり就職したりする中、山城は家業を手伝っていたとは。でも、山城は山城(笑)浦は浦(笑)。みんな基本は変わらないですね。日向がイマドキの若者すぎる感じもあるし、走ることにするところも、なんかもっとあるよねその前に…とか思ってしまうけど、そんなことが気にならないくらい山城たちが魅力いっぱいなので、どんどん読み進められてしまいます。 次作が最終巻だなんて悲しい…もっと読んでいたいです。

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人物・団体紹介

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堂場瞬一

1963年生まれ。茨城県出身。青山学院大学国際政治経済学部卒業。新聞社勤務のかたわら小説を執筆し、2000年秋『8年』にて第13回小説すばる新人賞を受賞し、2001年に同作でデビュー。2013年より専業作家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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