シルミド 「実尾島事件」の真実

城内康伸

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784796640732
ISBN 10 : 4796640738
フォーマット
出版社
発行年月
2004年05月
日本
追加情報
:
223p;20

商品説明

韓国で2003年末から上映され1200万人のという韓国史上最高の動員を記録した映画「実尾島(シルミド)」。日本では2004年6月5日に公開される本作品は、1968年に北朝鮮の金日成首相(当時)を暗殺するために創設された部隊が作戦遂行の機会なく時間をすごし、最終的に訓練基地であった黄海上の孤島、実尾島(シルミド)を脱出して軍や警察との交戦の末に自爆するという、実際にあった事件を題材にしたものである。
えいがの内容自体はあくまでもフィクションであり、映画の大ヒットで「実尾島(シルミド)事件」と呼ばれる部隊の反乱活動が一躍脚光を浴びて国防当局が部隊の存在を認めただけで、部隊の実態や事件の真相はほとんど検証されず、具体的な事実関係の究明も全く行われていないのが実情である。謎が多い同事件に偶然関心を持った著者が、実尾島(シルミド)事件がまったく脚光を浴びることの無かった2002年から2003年にかけて、事件当時の軍首脳や部隊関係者など50人を探し出し、その証言をもとにに実尾島部隊の軌跡を辿った一冊。

●城内康伸【著】 サイズ13×19cm 223ページ

内容詳細

韓国史最大のタブー金日成暗殺特攻隊の悲劇。本書では、反乱事件を起こした特殊部隊のベールに包まれた軌跡を、関係者の証言をもとにたどった。合わせて、北派工作員全体にまで話を広げ、その実態を追った。

目次 : 第1章 「実尾島事件」―ソウルを震撼させた日(「謎の怪漢」/ バスジャック ほか)/ 第2章 一二四部隊を凌駕せよ(情報非公開/ 金新朝事件 ほか)/ 第3章 遺棄された存在(残骸が語るもの/ たった一度の作戦命令 ほか)/ 第4章 絶望の末に(兆候/ 修羅場と化した島 ほか)/ 第5章 北派工作員(他にもあった報復部隊/ 七千八百人余の死亡・失踪者 ほか)

【著者紹介】
城内康伸 : 1962年、京都市生まれ。早稲田大学法学部卒業。1987年に中日新聞社入社。東京新聞(中日新聞東京本社)社会部で警視庁記者クラブ捜査二課担当、サブキャップなどを歴任。東京佐川急便事件、厚生省事務次官の汚職事件など多数の大型事件を取材。98年から99年まで特別報道部に所属、中小企業を対象にした金融業「商工ローン」が抱えた問題でキャンペーン報道を展開し、社会問題として注目を集める。93年から96年までソウル特派員、2000年11月より2003年10月までソウル特派員、ソウル支局長。通算6年間にわたる2度のソウル勤務では、金日成主席の死去や日朝首脳会談、韓国大統領選挙など数多くの朝鮮半島情勢の取材にかかわる。2003年11月から東京新聞社会部デスク(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ちばっち さん

    ニュースでパク・クネ大統領の任期が来年で終わるがシルミド作戦は果たして実行されるか!?みたいな記事が出ていて興味が湧きました。この特殊部隊が軍人の中から選ばれたのではなく普通の市民(前科ものもいましたが)が一から鍛えられたという事にビックリしました。訓練兵は罰を、教官は訓練兵の力を恐れ、実行の命令が下らないまま爆発してしまい事件が起きた。訓練兵は関係ない人は極力巻き込まないように配慮し最後は自爆、捕まった者も死刑を受け入れ全員が亡くなりました。国の為に厳しい訓練にも耐えたのにこんな結果で無念だと思います。

  • Koji さん

    なんかまとまりのない文章でした。

  • 06 さん

    実話なだけに壮絶

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城内康伸

1962年、京都市生まれ。東京新聞社会部デスクを経て、ソウル支局長、北京特派員(北朝鮮担当)。論説委員を最後に2023年末に退社し、フリーランスに。朝鮮半島取材30年の実績により北朝鮮情報の豊富さと正確さには定評がある

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