魔法使いの引っ越し屋 勇者の隠居・龍の旅立ち・魔法図書館の移転、どんな依頼でもお任せください カドカワBOOKS

坂石遊作

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784040752105
ISBN 10 : 4040752104
フォーマット
出版社
発行年月
2023年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
340p;19

内容詳細

王都の片隅で小さな引っ越し屋を営む少女ソフィは、王国一の天才と謳われる魔法使い。どんな荷物も難なく運ぶ彼女のもとには、今日も特別な客からの依頼が舞い込んでくる。ある日やってきたのは、こっそり隠居したいという「老いた勇者」。お屋敷いっぱいの家具や宝物はミミックに収納して運び、呪われた魔剣もきっちり封印。更には、引き留める人たちとのこじれた縁も綺麗にほどいてみせて―?剣と魔法の世界で紡がれる、出会いと別れのファンタジー。「楽しくお仕事in異世界」中編コンテスト受賞作。

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • よっち さん

    王国一の天才と謳われる魔法使いで、王都の片隅で小さな引っ越し屋を営む少女ソフィ。どんな荷物も難なく運ぶ彼女のもとに、特別な客からの依頼が舞い込んでくる出会いと別れのファンタジー。こっそり隠居したいという老いた勇者。桜仙郷から引っ越そうとする神獣と、彼に育てられた少年アルの存在。そして老朽化した図書館からの引っ越しと、勇者からの再度依頼があった理由。困難な引っ越しを可能にする彼女の魔法力だけでなく、依頼主の憂いを解決しようとするその姿勢がどこまでも真摯で、彼女を気にかける友人フランの存在も効いていましたね。

  • オセロ さん

    こちらもいろいろなところで評判が良かったので、今年最初の一冊はこの本にしようと決めていたのですが、これは良かったですね。たかが引っ越し、されど引っ越し。そこには必ず出会いと別れが付き物ですが、そんな人達へのソフィの心遣いが素敵過ぎる。どの話も良かったですが、個人的には図書館の引っ越しが印象的でした。

  • わたー さん

    ★★★★★こちらの作品も非常に良かった。主人公の営む引っ越し屋に持ち込まれる難度の高い依頼の数々をその類稀なる魔法の才を使って解決していくというお仕事モノ。連作短編形式で物語が紡がれていくのだが、そのどれもが胸にグッとくる話で良かった。特に良かったのは図書館の引っ越し。魔導書を含む取扱いが難しい本に加え、ユーザーが読むべき本が手元に飛んでくる「図書館の魔法」という失われた魔法ごとの引っ越しが描かれるのだが、その魔法には作り手のとある想いが隠されていて…と、時間という壁を超えて伝えられた愛の物語には、

  • しぇん さん

    評判が良さそうだったので。派手な展開は無いですけど落ち着いたファンタジー。複数の引越しの話がありますが、勇者の2話構成が個人的によかったです。怪しい伏線あるなと思ってたところが消化されていて。基本心温まる話多めの構成なのも良いですね

  • 和尚 さん

    とても良き空気感の物語でした。めちゃくちゃ面白い。 序章で空気に触れ、一章の勇者の話で安心して、二章でのめり込みました。 三章は少しだけ世界が読者にも明かされ広がる章、軽妙なやり取りにもクスリとしつつも、穏やかで、そして温かい話、浸っていたくなります。 でも物語は四章構成。 その最後の四章は一章で登場した勇者の後編。これまでの伏線が回収されてーー 最高でした。もうただ読んでみて欲しいです。 おすすめの一作です。

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坂石遊作

ライトノベル作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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