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坂本龍馬伝 明治のベストセラ-「汗血千里の駒」

坂崎紫瀾

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784809408595
ISBN 10 : 4809408590
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2010
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

坂崎紫瀾が発表した日本初の龍馬伝「汗血千里の駒」が甦る。原本の美しい色刷の表紙をカバーにあしらって明治期の雰囲気を再現し、訳者に「土佐人」のひとりを迎え、初の現代語訳版にて、一気に読み走れる普及版。

【著者紹介】
坂崎紫瀾 : 嘉永6年(1853)‐大正2年(1913)。本名、坂崎斌。江戸鍛冶橋の土佐藩邸で藩医の息子として生まれる。漢学を基礎とした幅広い教養を活かし、自由民権運動家、法律家、新聞記者、歴史小説家、漢詩人、講釈師等として活躍。明治十六年、高知の『土陽新聞』に発表した連載小説『汗血千里の駒』は、初めて坂本龍馬を題材にした作品として人気となり、単行本化されるやベストセラーに。龍馬ブームの先駆けとなり、また同書に出てくる龍馬の新婚旅行(ホネー・ムーン)も日本初ということで、反響を呼んだ

中村茂生 : 高知大学、高知女子大学非常勤講師、早稲田大学移民・エスニック文化研究所客員研究員。NPO地域文化資源ネットワーク理事長。高知県在住

磯田和秀 : 岐阜女子大学、岐阜県立看護大学非常勤講師、成城大学民俗学研究所研究員。NPO地域文化資源ネットワーク理事。奈良県在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • FNS歌謡祭そっくりおじさん・寺

    龍馬没後初の伝記小説の現代語訳。。同時期に発売された金谷俊一郎訳『真・龍馬伝』が原作のリズムを見事に生かした完訳であるのに対し、龍馬達が土佐弁で喋るこの抄訳は超訳に近い。『汗血千里の駒』は龍馬を中心としながら、土佐の人物列伝の側面があるのだが、この本は龍馬の活動だけを訳して一冊にしたもの。だからまあ薄く読み易い。その割に龍馬のインチキ占い師退治の話はカットされている。現在のオーソドックスな龍馬伝を読み慣れた者には、読みながらちょっと引っ掛かる誤った情報や美化や創作部分から生じる違和感に逆に幕末明治らしさを

  • Yuichi Yamasaki

    大河ドラマ《龍馬伝》は、明治の岩崎弥太郎に新聞記者の坂崎紫瀾が取材を申込む所から始まった。岩崎弥太郎が語る坂本龍馬は高知県の地方紙、土陽新聞に連載され明治期のベストセラーになった。その連載が汗血千里の駒。これを読んで司馬遼太郎も竜馬像を思案したそう。この本は現代語に訳され、内容も原文の6割程度になっているそうだが龍馬伝や竜馬がゆくとは違う、坂本龍馬が世にはじめて主人公として描かれた文学として、とても楽しめた。

  • michu

    「竜馬がゆく」から龍馬好きに入った身としてはかなりのダイジェスト版。ちょっと物足りないかな?でもこの作品のおかげで龍馬の功績が発掘され、竜馬がゆくの執筆にも繋がるのだから感謝感謝。現代語訳は読みやすく素晴らしかった。

  • 坂本龍馬像の原点になった初の伝記小説の現代語抄訳であります。いろいろカットして原書の6割程度に圧縮、文章は平易で、児童向けの偉人伝記本のような感じで読めます。龍馬の行動中心に構成したため、何だかかえって時代の動きや流れが分かりづらくなっているのが残念。当時は存命だった人物や店もまたまだ多かったのでところどころで名前が差し替えられているのですが、その一方で、徳川慶喜と龍馬を対面させたり、千葉さな(本書では光子)とのロマンスが夢オチだったり、平然とフィクションをぶっこんでいます。実録本のノリですな。星4つ。

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