幸福人フー 僕の妻は「しあわせ」のお手本

坂口恭平

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784396618117
ISBN 10 : 4396618115
フォーマット
出版社
発行年月
2023年09月
日本
追加情報
:
208p;19

内容詳細

不安はないけど、期待もしない人。世界にも珍しい、「幸福人」の生態に迫ります。フーちゃんって、一体何者なの?夫である僕がインタビュー!

目次 : 第1回 幸福な人/ 第2回 フーちゃん語法/ 第3回 不安ゼロの人/ 第4回 思ってもないようなことを口にしない方法/ 第5回 フーちゃんの目、躁の僕と鬱の僕の和解/ 第6回 躁状態の僕に対する工夫、フーちゃんの挑戦/ 第7回 「今までの自分」を叱らない/ 第8回 平凡な穏やかさ/ 『幸福人フー』を読んで フーより

【著者紹介】
坂口恭平 : 1978年、熊本県生まれ。2001年、早稲田大学理工学部建築学科を卒業。作家、画家、音楽家、建築家など多彩な活動を行なう。2004年に路上生活者の家を収めた写真集『0円ハウス』(リトルモア)を刊行。「いのっちの電話」として自身の携帯番号を公表し、2012年から現在に至るまで、年間およそ1万人を超える「死にたい人」たちの声を聞き続けている。2023年2月には熊本市現代美術館にて個展「坂口恭平日記」を開催(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 石橋陽子 さん

    フーちゃんと躁鬱病の僕のご夫婦のお話。僕はフーちゃんの生き方が幸せのお手本だと思い本にした。フーちゃんの育った優しい環境がフーちゃんを作ったのだろう。相手を一切否定しない。無理に励まさない。いつでも味方でいてくれ、困った時にはそっと励ましてくれる。女性の鑑であり人としてそうなりたいお手本だった。20年一緒に過ごしてもただの一度も感情に振り回されることがないという。精神の芯の部分が一切ブレず、自分というものをしっかり持っている。素晴らしい人格者であり、中庸として在るという課題を頂いた気がする。

  • 水色系 さん

    飼っているとりと同じ名前で嬉しくなったので購入。いい本だった。フーちゃんが柔軟であることに坂口恭平さんは救われていて、対照的だからこそ、相性がいいんだろうな。特に感銘を受けたフーちゃんの言葉→「(…)その人にとっての親友がどれくらいいるのかとか、実態は何もわからないでしょ。そういう時は、私は、自分は孤独で、その人にはたくさん友達がいるとは思わないの。何もわからない、ってだけ思う。(…)」(P35)「他の家族はどうか知らないけど、うちはこのメンバーなんだから、うちらなりのやり方を見つけたらいいの」(P99)

  • りぃ さん

    こんな人が世の中にいるのかあ、と、私も坂口恭平みたいな感想を抱いた。とことんニュートラルな姿勢がすごいなと思ったものの、「隣の芝生は青い」というやつで、坂口さんだからこそ、自分と対照的な性格のフーちゃんが輝いて見えるのかもしれない。

  • ray さん

    ☆3 妻、フーちゃんへの感謝と愛情をこめた手紙のよう。著者には彼女が幸せの国のお姫様か強い女神様のように見えている?最後のフーさんの告白で、本当は不安や悩みやイライラも抱えることがあって疲れていたこともあったのがわかる。ただ、そうした時に相談できる人がいて、無理せずできることを誠実にやっていた。それを見せるようなことをしなかったし、相手を思うからこそ、辛さに対して安易にわかった振りをしなかったのかなと思う。彼女を信頼し、選択を尊重し、批判はしない。そして大変になったら助けるから頼ってねというお母様も素敵。

  • 夕暮 さん

    他人の夫婦のことをあれこれ言うのはどうかと思うけれど、本の感想なのでお許しいただきたい。坂口恭平さんの活動や発言にはいつも関心を寄せていたけど、おくさんのフーさんについては大丈夫なの?大変なんじゃ?搾取されてないの?って思うことがあったのだけど、この本を読んで、ある程度腑に落ちたかな。フーさんだけが恭平さんに尽くしてるわけではないんだなと。フーさんをこんなに肯定できるのも恭平さんだけなのかもしれない。出会えてよかったねの二人なんだろう。

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人物・団体紹介

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坂口恭平

1978(昭和53)年熊本県生れ。2001(平成13)年早稲田大学理工学部建築学科卒業。’04年に日本の路上生活者の住居を収めた写真集『0円ハウス』を刊行。その後、『TOKYO 0円ハウス 0円生活』『ゼロから始める都市型狩猟採集生活』を発表し、「都市の幸」をもとに金を使わず生きる術を示す。東日本大

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