Bullets 角川スニーカー文庫

坂上秋成

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784041132869
ISBN 10 : 404113286X
フォーマット
出版社
発行年月
2022年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
255p;15

内容詳細

都内の高校に通う佐島ルイは学校にも家の中にも漠然とした居心地の悪さを感じていた。心を落ち着かせられるのは真夜中の歩道橋だけ。そこで、同じ学校に転校してきた卯木リョウマと出会う。彼と話している時は不思議と息苦しさが和らいだ。多分彼も同じ息苦しさを感じていたから。「俺はさ、“世界の最深部”を見てみたいんだ」彼が語る言葉はすっとルイの心に入ってくる。このまま二人でいれるなら、灰色のつまんない世界も捨てたもんじゃない、そう思えた。でもそれは、ある日リョウマが拾ってきた拳銃が一変させる。「ねえ、リョウマ。一緒に“世界の最深部”を探しにいこっか」

【著者紹介】
坂上秋成 : 作家。純文学からエンタメ、ノベライズまで幅広いジャンルで活動を行う

秋元康 : 1958年生まれ。作詞家。東京藝術大学客員教授。『川の流れのように』『恋するフォーチュンクッキー』など多くの国民的ヒット曲を生む。放送作家以外にも、テレビドラマや映画、CM、ゲームなど幅広く活躍。近年はオペラの演出や歌舞伎公演の作・演出等も手がける。2022年4月、紫綬褒章を受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • よっち さん

    通学する都内の高校や家の中にも漠然とした居心地の悪さを感じていた少女・佐島ルイ。そんな彼女が同じ高校に転校してきた卯木リョウマと出会う青春小説。同じ息苦しさを感じていた彼と一緒にいると、不思議と息苦しさが和らぐルイ。このまま二人でいれるなら、灰色のつまんない世界も捨てたもんじゃない、そう思えた日々を一変させてしまうリョウマが拾ってきたモノ。激変する状況に世界の最深部を探しに行く二人の逃避行、彼女を救うためにリョウマが下した決断、そして淡々と綴られてゆくエピローグの先にあったその結末には救われる思いでした。

  • 真白優樹 さん

    世界全てに対する居心地の悪さから灰色の日々を過ごしていた少女が、似た者同士な少年と出会い始まる物語。―――深き中心、その中で見つけた色の意味は。 何気なく出会い、気が付けば特別となる中で転がり込んできた銃が日常を壊していく物語であり、世界に追われ振り回されながらも、みっともなくとも藻掻き生きていく、等身大の蒼さが溢れる歌のような物語である。どうやら少しだけ、奇跡はあるらしい。期せずして導かれるように、またつながった二人は幸せになれるのか。きっとその色がある限り大丈夫。 うん、面白かった。

  • 海星梨 さん

    KU。うおー海外のティーン向けみたいな文体を日本人作家さんが書いてるの初めて見た。から始まって、印象は悪くなかったけど、どこまでもストーリーが若い通り越して幼くてチープって感じなのが残念。日常に退屈してる中高生のなかにはササる子はいるかも。そういう子の貴重な読書体験になればいーなとは思う。

  • みやしん さん

    最終的にはハッピーエンドっぽくなり悪者(作中最大の被害者)も征伐されて万々歳なんだけど、もっとボニー&クライドな逃避行を期待していた。空虚な家族像や事なかれ学校側など十代もしくはかつて十代だった層狙い撃ちな、思春期にわかった気になれる社会の空気。読了後に原作者に初めて気づき、なるほど本作は80年代角川映画及び、まだ「ライトノベル」なる分野が出来ていなかった時代の同文庫へのアンチテーゼなのかと思いけり。

  • サウナ探偵 さん

    おっさんホイホイ2000年代ジュブナイル臭を令和ワードで覆い隠してZ世代向けに焼き直した青春逃避行モノ。 ただ俯瞰して見ると、バカな高校生がヤクザの銃を理由もなく盗んで追われるだけという因果応報。 感情移入のしようがなくバカだなぁで終わった。

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坂上秋成

作家。純文学からエンタメ、ノベライズまで幅広いジャンルで活動を行う

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